うだるような蒸し暑さの中、きっちりと時間通りに練習開始。
練習を始める前に「命の水」を塾生全員が補給していますが。
この日の暑さと湿度では、すぐに身体から放出されてしまいますね。
で・・・
まだ平成塾に子供を参加させたばかりのお母さん達に連絡です。
子供の給水に関して、用意する水分と量をお知らせ致します。
まず用意する水分はカフェインが入っていないもの。
つまりお茶などは辞めて下さい。
カフェインが入っていると利尿作用が働き、内蔵や筋肉に蓄えられた水分が体外に放出されてしまいます。
因みに麦茶はカフェインが入っていません。
次に吸収率の問題。
生理食塩水のように、体内に吸収し易い水分は少量の塩分と糖分が含まれているものです。
つまりスポーツドリンクと呼ばれるアイソトニック飲料ですね。
但し、糖分は疲労回復には役立ちますが、摂り過ぎは身体に負担がかかります。
なので市販のスポーツドリンクを使用する場合には、水道水で半分くらいに薄めてあげた物が理想でしょう。
続いて温度。
体内に吸収し易い飲料の温度は5度Cから15度程度。
実際に飲むと生ぬるく感じる温度です。
冷やした飲み物は美味しく感じますが、運動時には適していません。
なので水筒に入れる水分は常温を心がけて下さい。
そして最後に水分量です。
皆様、大体キリが良いところで2リットルね♪とか、水筒に一杯ね♪って感じで水分を持たせておりますが。
子供に必要な水分を数字で示します。
熱中症から子供達を守る為に、平成塾では練習前に1度水分補給を行わせます。
この時に飲ませる水分が200cc、昔で言う所の牛乳瓶1本分です。
そして、この時期は涼しい日でも20分に1回の給水、先日のように蒸し暑い日には15分に1回の給水を行います。
つまり15分に1回×200ccで1時間では800ccの水分が必要になる計算です。
先日の練習は5時間。
要するに800cc×5時間=4リットルの水分が必要と言う事になる訳です。
実際に子供に持たせた水分と比較して如何ですか?
特に身体の小さい子供は、体内に保持している水分も少ないので、コマメに補給してやらなくてはなりません。
大切な宝物を守る意味でも、この分量は皆様の頭の中に入れておいて下さい。
さあ、ランニングが終わったらストレッチ。
練習間隔が空くと、塾生達の身体は覿面(てきめん)。
干した餅状態になっています。
如何にも耐えてますって表情がたまりませんね♪
はい、指導陣はほとんどドSなのでございます。
続いてミニアサ。
低学年の時には身体が柔らかかったのにねぇ。
お姉ちゃんと一緒に、柔軟体操の見本まで行っていたのに・・・
ストレッチが終わった所で、グラウンドに荷物を運び入れます。
まだ完全に乾いていないグラウンドを気遣って、全員が一列で端を歩きます。
荷物はなるべく乾いている場所に。
荷物を運び入れたら、全員でキャッチボール開始。
エラーしてもグラウンドにボールが転がらない角度でキャッチボールするんだよ。
さあ、久々のフォームチェック。
トップはソウヤ。
って・・・ 凄く良いフォームじゃない?
きっちりと体重移動が出来てるし、肘も高い所から正しく使われていますよ。
これで腕が速く振れるようになったら、物凄く良い球が投げられるようになりますよ。
続いてハルト。
ハルトはちょっと悪い癖が出ようとしてるね。
腕の振りを意識し過ぎるあまり、下半身が疎かになっています。
投げる時には、足、腰、腕の順番で連動して行きますよ。
だから、もっと下半身を意識して投げてごらん。
こちらはユウキ。
投げ方がいまいちナヨナヨしてたんだけど。
この日、投げ方が少し綺麗になりました。
でも、まだまだ良い時と、今までの投げ方と半々くらい。
次の練習日までに、教わった投げ方を復習して来てね。
こちらはタイリョウ。
始めたばかりなので、典型的な手投げになってます。
形を作るのはこれからだね。
じっくりと、ゆっくり覚えれば良いからね。
そして腕が振れるようになって来たケイくん。
短い腕を精一杯振って来ます。
まだ身体が小さいので、それほど速いボールは投げられませんが。
この年代は面白い塾生が揃っていますよ。
こちらはミッタクミ。
うん、以前より随分と良くなったかな?
ここもじっくりと、ゆっくりとね。
何も焦る必要は無いから、きちんとフォームを作って行こうね。
そして、この日の最後はケムマキくん。
ケムマキくんは、そろそろ期待される時期に来てますからね。
今まで通りで通用すると思ったら大間違いよ。
まだ投げる時に身体が開く悪い癖がありますが、少しずつ形になって来ました。
けれども、ケムマキくんはこの程度じゃ許しません。
現在、指導陣がちょっと注目している塾生なのです。