インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

卒部生奮闘す。

2012年07月13日 | 歴史

今日は珍しく1日で2回目の投稿です。

昨日は平成塾の卒部生を応援に行って来ました。
と言っても、中学生の試合なんかではありません。
夏の甲子園、東東京大会でございます。

 
朝9時、現地到着。

駐車場から野球場まで延々と歩きます。
都会のど真ん中に広大な緑地がありますよ。

 
途中に見えるモニュメント。

この塔は何なんだろう?
毎年ここへ来る度に思う疑問です。

 
歩くこと10分、ようやく硬式グラウンドに到着。

まだ受付が始まってないね。
最近の高校野球は観戦するのに700円も取られます。
教え子の試合を見てあげるんだから、むしろ700円を頂きたいくらいなんですけど。

 
大勢の野球部員が集まっています。

野球部員と言うと、みんな修行僧のような頭をしていますね。
もの凄い人数ですが、これは相手チームの控え部員達。
ベンチに入れなかった部員だけで、こんな大人数なんですよ。

 
受付前の広場も待っている人達が沢山。

でも、よく見ると全員が相手チームの応援団。
さすがに強豪校は応援団も組織がしっかりしています。

 
グラウンドに入ると、卒部生がブルペンにおりました。

投げ方は平成塾時代から変わってませんね。
とっても懐かしい投球フォームです。

 
スタンドにいた塾長を見つけて、走って挨拶に来てくれました。

随分と精悍な顔つきになったポロ和。
身長も175cmほどになったそうです。

 
こちらは相手チームの試合前練習を見つめる野手陣。

ちょっとびびっているのが背中から伝わって来ます。
「大丈夫だよ、勝てるから」と声をかけてやると。
全員が振り返って笑顔を見せました。
やっぱり本当にびびってたのね・・・

 
試合前の練習開始。

こちらはこの人数。
全員がベンチに入れます。

 
試合前のミーティング?

かと思いきや、全員が大きな声でAKB48の歌を熱唱。
試合に臨むモチベーションを鼓舞します。
I want to you~♪
って、なんでこの歌なんだろう?

 
相手チームの大応援団。

グラウンドは完全にアウェイ状態です。
選手も応援団も、人数は相手チームの消費税程度?

 
午前10時ちょっと前、試合開始です。

列が短いね・・・
相手チームの端っこは、誰にお辞儀してるんだろう。


先攻で始まった初回、いきなりチャンスを掴みます。

1死一塁から、3番ポロ和が両チームの初安打を放ってチャンスを広げます。
名門強豪校相手に堂々の試合ぶり。

けれども、この直後に送りバント失敗から、飛び出した二塁走者が刺されてしまいました。
さすがに名門校は隙がありません。


それでも二死から果敢に盗塁を決めるポロ和。

平成塾時代は一番を任せていたリードオフマン。
ベースランニングはあの当時からピカ一です。
見事に二盗を決めました。

スタートのセンスも良いけど、トップスピードに乗るまでが早いんです。
またスライディングでスピードが落ちないのもポロ和の持ち味。

けれども後続が断たれて無得点。
あの送りバント失敗で、流れを相手に渡しちゃいましたね。


先発マウンドに上がるポロ和。

変化球を織り交ぜて、何とか相手を交わそうとするのですが・・・
さすがに相手チームのスイングスピードは速い。

それでも精神的に大きく成長したポロ和。
味方のエラーにもマウンド上で笑顔を見せます。
自分のエラーで試合中に泣いていたポロ和の姿はそこにはありません。
技術的にも精神的にもチームの支柱となっておりました。


試合途中でショートの守備に着くポロ和。

さすがに相手チームは甘い球を見逃してくれませんでした。
けれども、ポロ和を教えて来た指導陣は、こちらの方が見ていてしっくり来るんじゃないかしら?
この直後にショートゴロをひとつ捌きましたが、平成塾時代と全く変わらぬ守備を見せていましたよ。

試合はポロ和の後を繋いだ1年生が登板したのですが。
さすがに1年生では荷が重たかったですね。
相手チームの勢いを止める事ができませんでした。

次の回は無視満塁のピンチに、再びポロ和がマウンドに戻ります。


結果は10対0で5回コールド負け。

マウンド上のポロ和の笑顔が印象的でした。
結果は残念だったけど、スコア以上に善戦したと思いますよ。
本当によく頑張りました。


試合後の挨拶。

マネージャー以外は誰も泣いていないのが印象的。
やるだけやったと言う晴々とした表情に見えました。

これでポロ和の高校野球も終了。
最後にとっても気持ちの良い試合を見せてくれてありがとうね。

本当にお疲れ様でした。

 



 


沁み込むまで

2012年07月13日 | 歴史

さて、こちらはプチプチクラス改め、カルガモクラス。

 
ゴロを捕る時の基本姿勢を練習しています。

まだこの頃は、なんでボールを捕る時に右膝を地面に着くのか解ってません。
それでも、ゴロを捕る時には自然にこの形になるように、何度も何度も繰り返して捕らせます。

 
こちらは宙組。

高いバウンドの処理を練習します。
自ら動いて、地面すれすれの所でボールを掬い上げますよ。

 
これも何度も何度も繰り返して、感覚を身体に覚えさせます。

すると、意外な才能を発揮するダイキ。
思い切って飛び込んで来るので、見事にボールがグローブに入ります。

 
これは技術と言うよりも、思い切り一番って練習ですからね。

ちょっとでも躊躇すると、なかなかボールが捕れません。

 
これも身体に感覚が沁み込むまで、何度も何度も繰り返します。

そうしている内に、自然に身体が反応するようになるんですね。

 
この塾生達も、全員が通って来た道なんですよ。

 


開眼?

2012年07月10日 | 歴史

夏の甲子園東京大会では卒部生達が頑張っていますね。
今日も江戸川球場で試合がありますよ。
頑張れ卒部生! 


さて、先日宙組の練習風景を紹介させて頂きましたが、プチクラスと宙組の違いはどこにあるのでしょう?
写真で見るとよく解りますよ。


空からUFOが・・・

宇宙人の襲来?

 
あれ?

あれって・・・
そもそもグローブの向きが反対なんだけど。

 
ナイス!

って、手を叩いている訳では無いのね。
それよりもボールを捕るレンはともかく、見ている全員が目を閉じてるってどう言う事?


うりゃ。

何故かカメラ目線?

 
ゲリラ戦か?

何から身を隠しているのじゃ?


ありゃ・・・

どうしてボールが入らないの?


と言う訳で、写真からもお解かり頂けますように、プチクラスの塾生達はボールを捕る時にボールを見ていないんですよ。
全然関係無いところを見ているか、目を瞑っているかのどちらか。
たったこれだけの事なんです。

まずは捕ろうとしているボールを最後まで見る。
当たり前の事なのですが、子供達にとっては意外とハードルが高かったりします。

これが出来るようになるには、壁当てなんて有効なんですよ。
ボールを壁に投げて、跳ね返って来たボールを捕る。
これを繰り返しているだけで、ボールなんてすぐに捕れるようになります。
(問題は壁当てが出来る場所ですね)


【今日のおまけ】

 
飛雄馬・・・・

我が子を見守る母。

 


頑張れ卒部生

2012年07月08日 | 歴史

本日から開幕した夏の甲子園地方予選。
塾長も吉澤コーチ、市川コーチと共に江戸川球場に応援に駆けつけましたが、生憎の天気で雨天順延。
なんだぁ・・・とトボトボ帰って来たのですが。

夜になって朗報が!

もう一箇所で行われていた別な組み合わせ。
平成塾でショートを守っていたポロ和が、今年からピッチャーとして強豪校相手に登板しました。
結果は6対2.
あの名門早稲田を2点に抑えて、見事に1回戦突破です。

嬉しいなぁ・・
決して身体が大きく無いポロ和。
9回を投げ切るのは、さぞやしんどかった事でしょう。

次は12日(木)10時から駒沢球場です。
今度の相手も音に聞こえた名門校。
でも、万が一そこを破れば、ひょっとしたらひょっとするかもね。

頑張れポロ和。

そして、明日は第三代主将矢田くんの1回戦。
なんとか勝って、指導陣に良い夢を見せておくれよ~♪

 


上手さの過程

2012年07月05日 | 歴史

いよいよ今週末から夏の甲子園東京大会が開幕しますね。
平成塾の卒部生達も大勢頑張っていますよ。
それにしても8日の試合は困ったなぁ・・・
卒部生達が登場するのに、江戸川球場と明大球場で時間帯がほぼ同じ。
どちらの学校も弱いので、これが最後の試合かも知れないのに・・・(余計なお世話?)


さて、こう蒸し暑いと平成塾の見学者は激減します。
真夏の炎天下とか、真冬の極寒とか、梅雨時の湿気が多い時とか、お母さん達は子供の様子を見に来ません。
後からブログを見れば良いや♪ と言う体たらく。

それでも万が一、間違ってグラウンドに来てしまったお母さんがいらっしゃいましたら、是非ともお勧めなのが宙組(そらぐみ)の練習見学。
子供達がどうやって上手くなって行くのか、まさに成長する瞬間を体感する事ができますよ。


 
怒声が響く宙組の練習風景。

ここでは基本を徹底的に反復練習します。

 
ゆるいノックで、ボールの正面に入る練習を繰り返します。

できるようになれば簡単な事なのですが。
まだ正確に捕る自信が無い塾生達は、ボールの進行方向に行くだけでおっかなびっくり。

 
ちょっとでも正面に入るのが遅れると。

ボールは遠慮なく通過して行きます。

 
正面に入って身体でボールを止めても。

正確な姿勢で止めないと、ボールは横に転がって行きますよ。

 
ここにトシユキも合流。

英才教育を試みましたが、練習を休んだブランクを取り戻せず。
宙組から鍛えなおす事になりました。

 
同じ宙組でも、この連中は別格。

ショートの深い位置から、一塁へボールを投げ切ります。

 
ユウキも正面でボールが捕れるようになって来ました。

ここまで腰を落とせるようになれば、大抵のボールは捕れますね♪

 
今度は前に出る練習。

如何に速くボールに寄るかと言うのは、とても大切な事なんです。


前に出ながらハーフバウンドを処理する博士。

凄いじゃない♪
きちんと正面で身体を被せてるし。

 
何故か腰が高いチュートン。

チュートンは膝を地面に付いた時は、腰が低いんだけど動きが止まり。
動きながらボールを捕球しに行った時は、妙に腰が高いのよね。
チュートンもONかOFFしか無いのかしらん?

 
猛ダッシュを見せるコモモ。

これだけ素早くボールに寄れれば、いっちょまえですよ。

 
足元のボールを掬い上げるアヤナ。

お?
なんか野球選手っぽく見えるぞ。



それにしてもこの湿気。
なんとかならんかなぁ・・・

 


環境と変化

2012年07月04日 | 歴史

このブログを書いている時、塾長は暑さと湿気で茹だっております。
ああ・・ キンキンに冷えたグラスでビール飲みた~い。


さて、平成塾に入ってくる子供達には色んな事情があったりします。
単に仲間達と野球をやってみたい子供。
表で遊ぶのが苦手で、身体を鍛えたい子供。
他の子供達と上手く馴染めず、もっと社交的になりたい子供。
何をやるにも自信が無くて、もっと積極的になりたい子供。
そんな子供達や親の事情は様々ですが、平成塾はどうやらそれら全ての期待に応えているようです。


 
平成塾、現在の主力になる塾生達。

通称、下手な塾生達と呼ばれています。

 
この日は紅白戦を行う事に。

でも、その前にバッティング練習をさせますよ。

 
みんな最初はプチクラスの塾生達でした。

でも、長年平成塾にいると、いつの間にか風格すら出て来ますね。

 
ボールを待つ姿も堂々としたものです。

見方を変えると、偉そうとも言います。

 
プレーその物に落ち着きがありますね。

やる気を感じないとも取れますが。

 
一度や二度の失敗では凹みません。

反省なんて単語は知りません。


見て下さい、この素晴らしい打球。

まぐれも実力なんだそうです。


ボールなんか見て無くても打てます。

見てても打てない事がほとんどですが。


パワーがあるので、ミートするだけでボールが飛びます。

慌ててバットを出しただけです。


打球は綺麗な放物線を描きます。

自分に酔いしれる時間帯です。

 
どんな球でも打ち返せます。

ストライクとボールがよく判ってません。

 
もう打つのが楽しくて仕方がありません。

投げてる方は悲惨なんだけどね。

 
身体は小さくてもバットを振り切ります。

頼むからボールに当てろよ・・・





取りあえず、みんな自分に自信は持ってくれたみたいです。

 


投げる

2012年07月02日 | 歴史

先日も最近の子供達は物を投げた事が無いと書いたばかりですが。
最近の子供達に野球を教える際には、正しい投げ方以前に物を投げると言う動作から教えなくてはなりません。

塾長達が小さい時に、どのようにして遠くまで物を投げ、コントロールを磨いて行ったか詳細をここで書く事はできませんが。
少なくとも塾長達が子供の時には、丸一日何も投げなかったなんて日は無かったように思います。
そう考えると、今の子供達の環境は少し可哀相な気もしますねぇ・・・


初めて投げて見るボール♪

お?
ちゃんと狙った所に飛んでるじゃない。

 
それでも、練習を数回繰り返すと、こんな綺麗なフォームになります。

この頃から野球っぽく見えるようになって来ますね♪

 
あられも無い方向にボールが行くのは、取り立てて珍しい事ではありません。

狙った所に物を投げると言うのは、慣れていないとそれだけ難しい事なんです。

 
頑張って速い球を投げてみる。

まだまだ形にもなっていませんが、こうして腕を振れると言うのは良い事なんですよ。
投げたボールも幾分スピードが乗ってます。
まっすぐは飛んでないけど・・・

 
イオのテイクバック。

厄介なのは、この学年くらいだとまだ筋肉が無いこと。
筋肉が無いと、身体は自由に曲るんですね。
なのでちょっと? って見えるんですけど。
よく見ると、正しいフォームで投げてますよ。
他の人より余分に折れ曲がっているだけで^^

大丈夫。
みんなすぐにボールがきちんと投げられるようになりますよ。


そうじゃないと困るし・・・