短い茎の部分に多数の葉が密集し全体として丸い形状をなすものを「ロゼット」といいます。
いま収穫しているほうれん草やルッコラ、小松菜などもこのロゼット状の姿で育っています。
日本植物生理学会のホームページに「ロゼット(葉の生え方の一種)のメリット」という記事がありましたので、以下に一部引用します。
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気温が低くても日射で暖まった地面の熱で葉温が上昇し、
光合成が盛んになる効果があると考えられます(メリット2:葉温の上昇)。
昼間、光合成で獲得したエネルギーは夜間、呼吸作用により消費されますが、
冬は温度が低く呼吸作用が小さいので、
冬のロゼット植物の生産性はかなり高いという指摘があります。
夜、ロゼットの葉をぴったり閉じて芽のようになったり(“夜芽”)、
水を分泌したりして葉と葉の隙間をふさぐことで、
低温の夜間に葉が凍結して傷害を受けるのを防いでいると言われています。
<引用終>
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寒い時期に生き残るために、作物(植物)なりに頑張っていることがお分かりいただけたらと思います。
http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=226
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