2021年3月22日(月)
撮れた、撮れました!
晴天ながら冷たい風の吹きつのった一日、裏山の墓地を掃除する間、森から山から吠えるような音が強く弱く響き続け、恐ろしいようだった。夕刻に至ってようやく大気が静まり、日照の名残を海の方角に探していると、
ガサリ
音がして求める姿あり。
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アップ!
黄昏の仄暗さの中で、10m離れてこれだけ写せるレンズが天晴れ。ただ、この他のショットは軒並み手ぶれで供覧に堪えない。キジは飛ぶのは苦手だが駆けるのは速く、最速30km/hを超えるとインターネット情報にあり。このあたりでカメラの視線を感じたらしく、左方向へ駆ける脚をみるみる速め、やがて翼を拡げて舞い上がった。
飛ぶのは苦手?何をもって苦手というのか、わが家と北隣りの空家を一っ飛びに後に残し、里山の方角へ夕空を一直線に飛び去った。尾の長い十字型の飛影がちょうど白鳥と対称形で、神々しいようである。鳳凰のモデルは孔雀だろうか、キジだとしてもいっこう差し支えないだろう。まっすぐ矢のように飛ぶところから「雉」の字ができたという。キジは地震の気配に敏感であるともいう。この鳥のような民であるなら、幸せなことだ。
Ω