散日拾遺

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二十四節気 小雪

2023-11-22 11:34:43 | 日記
2023年11月22日(水)

小雪 旧暦十月中気(新暦11月22日頃)
 「寒さもまだ厳しくはなく、雪まだ大ならず」が「小雪」の意味するところです。
 雪国では雪が降り始め、街では木枯らしが木の葉を払い、冬の到来を間近に感じさせます。
 師走も目の前に迫り、人々が冬のコートを準備する時期。魚では鮟鱇や鮃、野菜では蕪や春菊など、冬の食材が走りとなる頃です。
『和の暦手帖』P.88-9
 
七十二候
 小雪初候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)  新暦11月22日~26日
 小雪次候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)新暦11月27日~12月1日
 小雪末候 橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)新暦12月2日~6日

 最高気温19℃では依然として冬の実感に乏しく、どうも落ち着かない。「虹蔵不見」は面白い。季節を関連づけてみたことはなかったが、言われてみればそうなのだろう。
 朔風がなぜ北風を表すか。
 「朔」は新月を意味し、従って月の初日を表す字でもあった。そこから「朔」は「始まり」の意となる。いっぽう、方位を円環としてイメージする場合、その始まりは北である。そこで時間的な始点を意味する「朔」の字が、空間的な起点である北と等置されたという次第。判じ物のようだが、これが風水などの面白さであろう。
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