2015年11月3日(火)
ブログを更新してないのは、締切仕事に追われているか、出張だの旅行だので移動しているか、たいがいどちらかの証拠である。今回は両方で、来日中のサラと土曜日の晩 ~ ハロウィーンのさなかに ~ 夕食をとり、翌朝、印刷教材の三校ゲラを家人に託して帰松した。
薄曇りのわが家へ帰り、まず目を瞠ったのが隣家の田に重く頭を垂れる稲穂である。これぞ豊穣、大地の恵みと感じ入りながら座敷で荷を解いていると、今見たばかりの田の方角からポンポン、ガリガリと機械音がする。出てみれば折り良くも、今日が稲刈りだったのだ。
一家挙げて善人で知られるT家の父子が、手際よく機械を操って作業を終える。稲刈り機は300万円ほどもするのだそうだ。
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当方は田は他人任せで、趣味の果樹園の草刈りに出かける。草刈り機は10万円もしないが、これがなかなかスグレモノである。面白いのは、いくつかのメーカーが競って実用販売していても、心臓部の2気筒エンジンは共通で、静岡あたりの某業者が製造するものに限るらしいことだ。物作りを細胞単位まで降りていくと、結局個人の力にたどり着く。
ああ、空気が美味い!