5/23 粟国島→那覇(続き)
粟国港の「みなと食堂」でお昼を食べて宿に戻ったら時間は14時前。15時30分の送迎車出発まではまだ時間があるのでまたまたQRVです。時間が少ないので18MHzに絞ってQRVすることにしました。
4.5mの伸縮ポールの一番上に給電点を持ってきました。エレメントが思いっきり非対称ですが、まぁフルサイズなので何とかなるでしょう。
14時スタート。いきなりコールを受けます。これはいけるかも・・・と続けていたら20分くらいしてコンスタントに呼ばれるようになりました。7エリアから6エリアまで広く開いているようです。そのうちクラスタに載ったようでまさに確変状態になりました。元々粟国は少ないのに18MHzとなるとほとんどQRVがなかったのでしょう。「これ18MHzなの?」と思えるほどパイルになりました。
15時を回り、残り時間を気にしながらのQRVです。15時からの10分で12局。嬉しい半面、時間大丈夫やろか~とハラハラしてますHi 15時12分にうまい具合にコールが途切れましたので、ここで終了を宣言し撤収しました。最後の18MHzでちょうど40QSOでした。ありがとうございました。
急いで宿に戻り、粟国空港に向かいます。
まるでDr.コトー診療所みたいな空港です。粟国空港は滑走路が800mしかなく、
アイランダーという小型のプロペラ機だけしか運航できません。沖縄県と粟国村は滑走路を1200mに延長する工事を行うことにしていますが、パイロットの退職に間に合わず運休となります。1200mに延長された暁にはRACの主力機DHC8-100(39人乗り)が就航することになっています。
カウンターで航空券を発券してもらいます。アイランダーに乗るには他の飛行機にない手続きが必要です。それがこれ。
体重計に乗るです。定員たった9名のアイランダーは体重バランスを取らないと安全に飛行できません(機体バランスは大型機であっても出発時の確認事項なんですが、これだけ小型だと特にシビアなのだそうです)。従って座席指定はできず、当日体重計で乗客の体重を量ってから座席が指定されます。この日の乗客は私を含め6名でした。
搭乗手続きが締め切られ、搭乗券が渡されます。
コトー診療所の診察券じゃないですよHi 青鉛筆で丸がしてあるところが私の座席です。
那覇からの飛行機は20分遅れで到着しました。足の悪いオバーの乗り降りで時間を取られたようです。
これがアイランダー。5/31で運航終了となるのでRACでの最後の姿です。乗り込みましょう。
「トヨタのハイエースが空を飛ぶ」と思っていただければイメージしやすいと思います。キャプテンの操縦風景まで見えます。エンジンが掛かり出発。
粟国空港を飛び立った飛行機は宿泊した「プチホテルいさ」のすぐ上を飛んでゆきます。女将さんが黄色いバスタオルを振って見送ってくれているのがよく分かりました。この宿、評判通りの素晴らしい宿でした。
飛行機は240km前後のゆっくりした速度で空を飛びます。高さも500mくらいでしょうか。
これは観光無人島の
ナガンヌ島(島尻郡渡嘉敷村)。飛行高度が低いのでコテージまでよく見えます。かつて7N2の局がQRVされたそうですが、恐らくこれが唯一のケースではないかと思います。観光無人島って1人で行くと恥ずかしいのでどなたか行きません?
ナガンヌ島から5分経たないうちに左に急旋回し降下。那覇空港に到着です。エンジンが止まるとみんな自然とキャプテンに「ありがとうございました」とお礼を言っていました(こんな経験のできるキャプテンも幸せだろうと思います)。今は保安上の理由でキャプテンの顔を見ることすらできないので貴重な体験でした。
最初で最後のアイランダーでした。面白かったです。
ホテルに戻って夕食は
ジャッキー。滞在中一度は行っているステーキ店です。今回なんとステーキが200円引きで嬉しかったです。
粟国は自然豊かで人の温かい素晴らしい島でした。
本日は18MHzで40局、21MHzで2局、28MHzで2局、50MHzで46局の計90局とQSOできました。皆様ありがとうございました。