JO3FRH局のブログで北海道の話が出ています。北海道は市郡が多く、珍しい市郡がたくさんあるという話題なのですが、実際極端に人口の少ないところもあります。実態がどうなのかちょっと調べてみました。データは2009/06/01現在のものです。
[人口の少ない市]
人口が2万人に満たない市は全国に13市あります。
北海道 砂川市、芦別市、赤平市、夕張市、三笠市、歌志内市
山形県 尾花沢市
石川県 珠洲市
高知県 安芸市、土佐清水市、室戸市
鹿児島県 垂水市、西之表市
全国最少は歌志内市の4,627人です(唯一の1万人以下の市)。確かに北海道が6市で一番多いですね。ちなみに北海道の6市は全て旧採炭地で、炭坑が盛業の頃には賑わったのでしょうね。
[人口の少ない郡]
人口が5千人に満たない郡は全国に32郡あります。
北海道 爾志郡、天塩郡、留萌郡、古平郡、古宇郡、有珠郡、奥尻郡、礼文郡、宗谷郡
阿寒郡、積丹郡、島牧郡、勇払郡
青森県 中津軽郡
秋田県 北秋田郡
群馬県 多野郡
新潟県 北魚沼郡、刈羽郡
東京都 (三宅)、(小笠原) 正式には郡ではないので参考までに
山梨県 北都留郡
長野県 下水内郡
福井県 今立郡
岐阜県 大野郡
奈良県 宇陀郡、山辺郡
岡山県 英田郡、真庭郡
香川県 香川郡
徳島県 名東郡
高知県 土佐郡
大分県 東国東郡
鹿児島県 鹿児島郡
沖縄県 宮古郡
北海道が13郡でこちらでもトップ。離島部、内陸部、突端の岬など様々ですね。ちなみに全国最少は岡山県真庭郡の985人(唯一1,000人以下)。北海道以外は様々な事情で平成の大合併に取り残された町村が単独で郡を構成しているケースが大半です。
ちなみに人口最多の郡は福岡市に隣接する福岡県糟屋郡で約21万人。ほぼ東京都調布市や群馬県太田市に匹敵し、約20万の鳥取市や甲府市よりも多いんですね。
人口の大小とその市郡のアクティビティとは必ずしも一致せず、歌志内市はアクティブな固定局がおられますし、徳島県名東郡の移動運用をよく聞くのは皆さんもご承知の通りかと思います。あくまで参考値としてお取り扱い下さい。
北海道の場合、単位となる町村が元々広大で、合併するとさらに面積だけが広くなってしまい、行政がかえって非効率になるのではないか、との説もあります。さらに歴史的事情も絡んでいるようで、平成の大合併がほとんど行われなかったようですね。
ちなみに私は北海道は50MHzで全市達成してます。郡は有珠郡とかが残っていたと思います。エリアが変わるとゼロリセットされてしまうのでJCC/JCGは追いかけていませんが、移動先選定の参考にはなります。