東海汽船の貨客船「さるびあ丸(4,992t)」の後継となる船の建造が決まりました。プレスリリースはこちら。
計画では6,000t級の貨客船となる見込みで来年4月より着手、2020年7月に就航となる予定です。既に建造が決定している新造ジェット船とほぼ同時の就航となる予定です。
「さるびあ丸」は1992年に三菱重工下関で建造された貨客船で、片航路(大島航路)向けとして投入されました。東京湾納涼船への対応設備を持っており、今季も納涼船としての活躍を続けています。その後片航路へのジェット船の投入や三八航路の「すとれちあ丸」の老朽化による引退で航海資格を近海に変更する改造工事を受けて三八航路にも入るようになりました。就航当時は先代「さるびあ丸」がいましたので「さるびあ丸2」として就航、程なく先代が引退し「さるびあ丸」に改名しています。貨客船ながらコンテナの積載数が少なく神新汽船が就航していない三八航路に入る場合は貨物の輸送力に問題があったようです。
東海汽船では2014年に三八航路の置き換え用として最新鋭のスーパーエコシップ「橘丸(3代目:5,681t)」を就航させており、その着岸性能の高さやバリアフリー面での配慮、快適性の高さが高く評価されています。特に港湾事情がきわめて貧弱な御蔵島での就航率が向上、「かめりあ丸」の時代よりも御蔵島に渡島しやすくなっています。
今回は橘丸での実績をベースに、東京湾納涼船への対応設備が追加されるものと予想されます。また橘丸のデザインを担当した柳原良平さんが亡くなられましたので、新造ジェット船と同じく野老朝雄さんがデザインを担当する模様です。
さるびあ丸は建造から25年経過し老朽化が進んでいる一方、新鋭の橘丸は特に二等・特二等の快適性向上が図られており、さるびあ丸との格差が生じていましたので片航路への新船投入が待たれていました。期待したいと思います。
造船所は公募のため現時点では未定ですが、この夏頃から既に出ていた新造船の噂では橘丸と同じところになるのではないか、とのことでした。
これにより東海汽船および関連する神新汽船・伊豆諸島開発・小笠原海運が進めてきた船隊の更新作業は一区切りとなり顔ぶれが大きく若返ることになります。残る老朽船はジェット船の「愛」「虹」ですが、うち1隻は新造ジェット船に置き換えとなる予定です。「愛」「虹」のいずれかが残ることになるのでしょうが2016年に大規模な船内リニューアルを行った「愛」が残される可能性が高そうです。
計画では6,000t級の貨客船となる見込みで来年4月より着手、2020年7月に就航となる予定です。既に建造が決定している新造ジェット船とほぼ同時の就航となる予定です。
「さるびあ丸」は1992年に三菱重工下関で建造された貨客船で、片航路(大島航路)向けとして投入されました。東京湾納涼船への対応設備を持っており、今季も納涼船としての活躍を続けています。その後片航路へのジェット船の投入や三八航路の「すとれちあ丸」の老朽化による引退で航海資格を近海に変更する改造工事を受けて三八航路にも入るようになりました。就航当時は先代「さるびあ丸」がいましたので「さるびあ丸2」として就航、程なく先代が引退し「さるびあ丸」に改名しています。貨客船ながらコンテナの積載数が少なく神新汽船が就航していない三八航路に入る場合は貨物の輸送力に問題があったようです。
東海汽船では2014年に三八航路の置き換え用として最新鋭のスーパーエコシップ「橘丸(3代目:5,681t)」を就航させており、その着岸性能の高さやバリアフリー面での配慮、快適性の高さが高く評価されています。特に港湾事情がきわめて貧弱な御蔵島での就航率が向上、「かめりあ丸」の時代よりも御蔵島に渡島しやすくなっています。
今回は橘丸での実績をベースに、東京湾納涼船への対応設備が追加されるものと予想されます。また橘丸のデザインを担当した柳原良平さんが亡くなられましたので、新造ジェット船と同じく野老朝雄さんがデザインを担当する模様です。
さるびあ丸は建造から25年経過し老朽化が進んでいる一方、新鋭の橘丸は特に二等・特二等の快適性向上が図られており、さるびあ丸との格差が生じていましたので片航路への新船投入が待たれていました。期待したいと思います。
造船所は公募のため現時点では未定ですが、この夏頃から既に出ていた新造船の噂では橘丸と同じところになるのではないか、とのことでした。
これにより東海汽船および関連する神新汽船・伊豆諸島開発・小笠原海運が進めてきた船隊の更新作業は一区切りとなり顔ぶれが大きく若返ることになります。残る老朽船はジェット船の「愛」「虹」ですが、うち1隻は新造ジェット船に置き換えとなる予定です。「愛」「虹」のいずれかが残ることになるのでしょうが2016年に大規模な船内リニューアルを行った「愛」が残される可能性が高そうです。