JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2018-06-15 | シャック便り
[安栄観光「ぱいじま2」の速力改善へ]
石垣-波照間間に昨年安栄観光が投入した「ぱいじま2」の速力を改善するための改造工事が今年度中に行われる見込みとなりました。ソースはこちら

「ぱいじま2」は元石崎汽船「シーマックス」で、4基の主機関を積み航海速力40ノットの高速船として活躍してきました。しかしながら末期は老朽化で故障が多発、引退後は長らく小豆島に係船されていたこともあり主機関の全面交換が必要でした。

安栄観光への転用にあたり主機関の交換が行われましたが、この際に2基に減らされたため石垣-波照間間の所要時間は従来の高速船が60分だったのに対し公称で80分となってしまいました。実際には海流に押されて90~120分前後かかったこともあり、3便目の石垣到着が日没後になるとして欠航になるなど惨憺たる状態となっています。

改造にあたっては主機関を4基に増設するものと思われますが、「ぱいじま2」の実際の速力を見る限り30ノット未満になっていると推定され、「シーマックス」時代の主機関より低出力のものを搭載している考えられます。もし現用の主機関を4基にしても所要時間80分を維持するのが精一杯になるかも知れません。


[タケヤ交通が仙台駅-仙台空港のバスを運行へ]
仙台市西部で路線バスを運行しているタケヤ交通が仙台空港-秋保温泉で運航している「仙台西部エアポートライナー」を6月よりJR仙台駅経由としています。仙台駅-仙台空港のバスは2009年に廃止されて以来の復活です。1日5往復で運賃は1,000円とのこと。

現在この区間は仙台空港アクセス鉄道があり定時運行が見込める鉄道が優位と考えられますが、人身事故などで不通になった場合は他に手段がなくなるリスクがありました。鉄道が止まった際には便利ですので覚えておくといいといいと思います。


[慶良間諸島で深刻な水不足懸念]
空梅雨の続いている沖縄で深刻な水不足が懸念されています。

特に深刻な水不足が予想されるのが慶良間諸島の渡嘉敷・座間味・阿嘉島で、座間味の貯水率が約45%、阿嘉島の貯水率は35%と低下しています。例年梅雨明けとなる6月下旬から観光客が増えるため夜間の10時間断水を行っています。

渡嘉敷島でも貯水率が低くなっており給水制限も含め検討している模様です。いずれの島も海水浴などで体に付いた砂の洗い流しなどに水が必要なため、マリンレジャーの制限なども考えられます。宿には屋上に水タンクがあるため大きな影響はありませんが節水にご協力ください。


[JACがATR72を導入へ]
日本エアコミューター(JAC)が新たにATR72(70席)を導入することになりました。既に契約済みとなっているATR42(48席)9機の契約のうち1機の契約を変更し今年末までに引き渡される見込みです。

ATR72は北九州空港を拠点とした地域航空会社のリンクが3機を就航させる予定でしたが資金繰りに失敗し2013年に破産、就航は幻になっていました。

ATR42では主力の屋久島線で観光シーズンの需要に応えきれない可能性があり、ATR72が重宝されると思われます。
コメント
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