JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

池上本門寺・身延山御首題巡り③

2020-12-05 | 御朱印めぐり
それでは身延山に行ってみましょう。

振り出しは甲府駅から。

中央線のホームの先に身延線の乗り場があります。

身延線は全線通しの特急と普通がそれぞれ2時間に1本程度、途中の鰍沢口駅までの普通が加わり1時間に2本程度の電車があります。鰍沢口は身延の手前なのでこちらは利用できません。

7時15分の富士行きに乗ります。2両でお客は20人ほどです。途中の善光寺駅で中央線と間違って乗った客が降りてゆきましたが行き先見てなかったんですかね?

8時42分に身延駅に到着です。普通はこの身延駅で長時間停車することが多いようで、この電車も9時7分まで今時珍しい25分停車となります。

身延駅前は富士川と線路に挟まれた狭い土地ですが、お土産物屋さんなどが並んでいます。

駅から身延山へは山梨交通のバスがあります。

10分少々で終点の身延山です。身延山のバス停は参道の途中にあり、この先は道が狭いので乗り合いタクシーで本堂近くまで行くことができます。

時間に余裕があるので歩いてみましょう。

参道はお土産物屋さんや食堂が多いのですが、宿坊もあるので日用品の販売店が多いのも特徴です。

こちらは身延山名物の「身延まんじゅう」を売っている甘養亭河喜です。ばら売りOKなのでおやつにぴったりです。


三門に到着。

1907年に完成したものです。こちらでも御首題を頂けますが書き置きなので今回はパスします。三門と向かい合う位置に観光協会があり、こちらで山内のイラストマップやロープウェーの割引券をもらえます。これは便利なのでもらっておきましょう。

三門から長い階段を上ると本堂ですが、東西にも車道があります。このうち西の谷を上る方を歩きましょう。途中からさらに分け入る形で祖廟があります。このエリアは日蓮が生前に草庵を結んでいたところで死後は身延に葬るよう遺言を遺したため日蓮の墓もこちらにあります。その入り口に常唱殿という受付があり、こちらで御首題をお願いしお参りします。「こちらをお持ち下さい」と長い線香に火をつけてくれました。

この拝礼所の奥に日蓮の墓があります。昭和天皇による「立正(日蓮の大師号)」の額が掲げられています。ここは特別なエリアだけあり静かで背筋が伸びる場所です。

こちらは草庵の跡です。久遠寺の原型はこの草庵であったようです。

常唱殿の御首題です。


久遠寺につながる東西の車道脇には宿坊が並んでいます。交通の不便な身延では参拝者の宿と塔頭を兼ねた宿坊が数多くあります。塔頭ですので御首題を頂けるそうですがなかなか入りづらいです。

参道を上がると久遠寺の本堂につながる斜行エレベーターがあります。京都にある日蓮宗の大きなお寺は市内にあるため山を登るというのはかえって珍しいです(戦国時代に京で町衆を中心に日蓮宗が広まったために洛中に日蓮宗の大きなお寺が多いとされています)。

久遠寺の本堂に到着。1875年に身延山の大火で焼失し伽藍の多くが失われており、久遠寺の建物の多くは後に再建されたものです。本堂も1985年に再建されています。御首題は2つ隣の報恩閣でいただけます。

久遠寺の御首題です。


さて大河ドラマ「麒麟がくる」では焼き払われた延暦寺から逃れた覚恕が武田信玄を頼って甲斐に落ち延びましたが、信玄は延暦寺をこの身延山で復興させようと考えていたようです。もし延暦寺が身延山で再興していれば今と違った姿だったのでしょうね。

さらに奥の院に足を伸ばしてみます。続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする