DiningCityのレストランウィークにはいつもどこかへ出かけているのですが、今回、なかなかお目当てのレストランがとれず、結局、日曜日のランチに北ブラバント州にあるWouwという小さな村のミシュランスター1つ星レストラン「Mijn Keuken」まで足を伸ばすことにしました。家からは車で1時間強の距離です。
予約したのは12時15分。しかし、少し早く着いてしまいました。大きな教会と広場をぐるりと散歩して、12時すぎにレストランへ。私たちが最初のお客でした。窓側の眺めがよい席に案内され、食前酒をすすめられ、夫はそれを注文し、私は前回のこともあってお酒は慎もうと思い、スパークリングウォーターにしました。
レストランウィークなので、メニューは固定です。でも、エクストラでいくつか注文することができ、温前菜のエビと柚子風味の厚切りベーコンが美味しそうだったので、それを追加しました。いつものように夫は、それぞれの料理に合ったワインのコースを注文しましたが、フルグラスだと飲みすぎになってしまうので、半グラスでお願いしました。私は、前菜に合うワインを1杯のみ、テーブルの賑やかしに注文しました。美味しいワインでしたが、少し飲むだけにとどめました。
まず、食前酒を飲んでいるときに、それに合うよう、パリパリに薄くやいた4種類の味のパイ生地、サラダポッキーのようなもの、トマトディップ、チーズクラッカーが出てきました。どれもとても美味しかったです。
そして、アミューズ。ビーフタルタル、ポテトピューレ(ナッツ入り)、上にクルトンのようなカリカリのポテトと、うずらの生卵がのっています。口のなかで、いろいろな味と食感(柔らかい~硬い)が混ざり合い、楽しむことのできる味でした。
前菜は、写真のように、とても美しい一品。右の四角のものは、燻製鰻のムースを固めたもので、赤い部分は果物(ブラッドグレープフルーツ)のゼリーで、これがもうとっても美味しかったです。左側の野菜と少し混ぜて食べるとまた格別です。私は、この料理、見た目もきれいでとても気にいったのですが、夫は、何かデザートみたいで違和感があるとのこと。そんなことありません!とても良い一品だと思います。
追加した温前菜は、大きなエビのグリルと、ベーコンのお味がとてもよく、添えられている野菜のコンビネーションも良くて、よかったです。夫はこの一品がいちばん好きだったそうです。
メインは、鴨でした。回りには、エンリギや野菜がきれいに添えられています。鴨は、皮の脂身のような部分が美味しくて好きなのですが、好み的にはこの部分がもっと焦げるくらいに焼けているほうが良かったです。温前菜のベーコンも脂身たっぷりだったので、また脂身かとも思いました。前日のランチのメインは鳩だったそうで、このほうが、全体のバランスとしてはよかったかも。でも、おいしかったですよ。
デザートは、ローリエのアイスクリーム、チョコレートのスフレのようなものなどで、ローリエのアイスクリームが初めての経験で、面白い味でした。スフレのようなものは、私にとっては甘すぎて、残してしまいました。
この後、夫はエスプレッソ、私は紅茶で、一息つきます。この時にスイーツがサーブされ、トレイにのった5種類から、好きなものを選ぶことができます。5種類全部選んでもよいのですが、そこはちょっと慎み深く3種類だけにしました。チョコレートトリュフ、マドレーヌなどですが、小ぶりで、私にはちょうど良かったです。
レストランは、お客さんが次々に入ってきて、ほぼ満員になりました。天井は高いですが、声がちょっと反響してうるさい感じはしました。
レストランでは、一品一品、給仕さんが下げるときに「お味はどうでしたか?」ときくところが多いのですが、このレストランではそういうことはありませんでした。それが、私たちには気持ちよかったです。それから、ワインをついだ後にワインの説明をするのがふつうなのですが、このレストランでは、私たちが話しているとわかると、注いだあとワインをテーブルに置いて立ち去ります。そして、頃合を見て、戻ってきて、説明をしてくれます。
天気の良い日で、窓からの眺めもよく、とても心地よい時間が流れていました。
レストランを跡にしたのは、3時40分。3時間半くらい、ゆっくりと食事を楽しんだわけです。私たちが特にゆっくりしていたというわけではなく、みんなそんな感じです。
時間をかけて食べたせいか、お腹がパンパンにいっぱいということにはならず、気持ちの良い満腹感でした。私には良かったけれど、たくさん食べる人にはもしかしたら物足りないかもしれません。
家からはちょっと遠いので、また行くことがあるかどうかわかりませんが、とても良いレストラン体験でした。おすすめです。
体調は良好です。
更新が遅れていますが、この日はあの大震災の日から丸一年でした。あの日の衝撃を思い、亡くなられた多数の方々のご冥福を心からお祈りします。オランダでもニュースやレポートで取り上げられていて、被災された方々の不自由な生活がなるべく早く良い方向へ落ち着くことを願わずにはいられません。
予約したのは12時15分。しかし、少し早く着いてしまいました。大きな教会と広場をぐるりと散歩して、12時すぎにレストランへ。私たちが最初のお客でした。窓側の眺めがよい席に案内され、食前酒をすすめられ、夫はそれを注文し、私は前回のこともあってお酒は慎もうと思い、スパークリングウォーターにしました。
レストランウィークなので、メニューは固定です。でも、エクストラでいくつか注文することができ、温前菜のエビと柚子風味の厚切りベーコンが美味しそうだったので、それを追加しました。いつものように夫は、それぞれの料理に合ったワインのコースを注文しましたが、フルグラスだと飲みすぎになってしまうので、半グラスでお願いしました。私は、前菜に合うワインを1杯のみ、テーブルの賑やかしに注文しました。美味しいワインでしたが、少し飲むだけにとどめました。
まず、食前酒を飲んでいるときに、それに合うよう、パリパリに薄くやいた4種類の味のパイ生地、サラダポッキーのようなもの、トマトディップ、チーズクラッカーが出てきました。どれもとても美味しかったです。
そして、アミューズ。ビーフタルタル、ポテトピューレ(ナッツ入り)、上にクルトンのようなカリカリのポテトと、うずらの生卵がのっています。口のなかで、いろいろな味と食感(柔らかい~硬い)が混ざり合い、楽しむことのできる味でした。
前菜は、写真のように、とても美しい一品。右の四角のものは、燻製鰻のムースを固めたもので、赤い部分は果物(ブラッドグレープフルーツ)のゼリーで、これがもうとっても美味しかったです。左側の野菜と少し混ぜて食べるとまた格別です。私は、この料理、見た目もきれいでとても気にいったのですが、夫は、何かデザートみたいで違和感があるとのこと。そんなことありません!とても良い一品だと思います。
追加した温前菜は、大きなエビのグリルと、ベーコンのお味がとてもよく、添えられている野菜のコンビネーションも良くて、よかったです。夫はこの一品がいちばん好きだったそうです。
メインは、鴨でした。回りには、エンリギや野菜がきれいに添えられています。鴨は、皮の脂身のような部分が美味しくて好きなのですが、好み的にはこの部分がもっと焦げるくらいに焼けているほうが良かったです。温前菜のベーコンも脂身たっぷりだったので、また脂身かとも思いました。前日のランチのメインは鳩だったそうで、このほうが、全体のバランスとしてはよかったかも。でも、おいしかったですよ。
デザートは、ローリエのアイスクリーム、チョコレートのスフレのようなものなどで、ローリエのアイスクリームが初めての経験で、面白い味でした。スフレのようなものは、私にとっては甘すぎて、残してしまいました。
この後、夫はエスプレッソ、私は紅茶で、一息つきます。この時にスイーツがサーブされ、トレイにのった5種類から、好きなものを選ぶことができます。5種類全部選んでもよいのですが、そこはちょっと慎み深く3種類だけにしました。チョコレートトリュフ、マドレーヌなどですが、小ぶりで、私にはちょうど良かったです。
レストランは、お客さんが次々に入ってきて、ほぼ満員になりました。天井は高いですが、声がちょっと反響してうるさい感じはしました。
レストランでは、一品一品、給仕さんが下げるときに「お味はどうでしたか?」ときくところが多いのですが、このレストランではそういうことはありませんでした。それが、私たちには気持ちよかったです。それから、ワインをついだ後にワインの説明をするのがふつうなのですが、このレストランでは、私たちが話しているとわかると、注いだあとワインをテーブルに置いて立ち去ります。そして、頃合を見て、戻ってきて、説明をしてくれます。
天気の良い日で、窓からの眺めもよく、とても心地よい時間が流れていました。
レストランを跡にしたのは、3時40分。3時間半くらい、ゆっくりと食事を楽しんだわけです。私たちが特にゆっくりしていたというわけではなく、みんなそんな感じです。
時間をかけて食べたせいか、お腹がパンパンにいっぱいということにはならず、気持ちの良い満腹感でした。私には良かったけれど、たくさん食べる人にはもしかしたら物足りないかもしれません。
家からはちょっと遠いので、また行くことがあるかどうかわかりませんが、とても良いレストラン体験でした。おすすめです。
体調は良好です。
更新が遅れていますが、この日はあの大震災の日から丸一年でした。あの日の衝撃を思い、亡くなられた多数の方々のご冥福を心からお祈りします。オランダでもニュースやレポートで取り上げられていて、被災された方々の不自由な生活がなるべく早く良い方向へ落ち着くことを願わずにはいられません。