Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ブリユニ(Brijuni)国立公園:クロアチアイストラ半島14日間⑩

2011-06-16 07:25:32 | 旅行(クロアチア)
クロアチアでいちばん行きたかったところは、プリトヴィッツェ国立公園。ホテルに着いた当日に、ホテルを通してプリトヴィッツェ国立公園行きのツアーに申し込んでいました。楽しみにしていたのですが、前日に確認したら、人数が集まらないからとドタキャンになってしまいました。
ショックの中、別のツアーでどこかないかと探したところ、近場のブリユニ(Brijuni)国立公園をすすめられ、あまり興味はなかったのですが、行くことにしました。
ブリユニ国立公園は、プーラの北西7kmのところにあるブリユニ諸島で、美しい14の島々からなっています。上陸が許可されている島は2つのみで、私たちのツアーはいちばん大きな島Veliki Brijuni島に行くものでした。ツアーといっても、旅行会社の人がホテルに車で迎えに来てくれて、Fazana(ファジャナ)という港町まで連れてってくれ、そこで、乗船券とツアーガイドのチケットを受け取り、自分で船に乗るというものでした。
11時すぎの船に乗る予定が、道が道路工事の影響の渋滞でまったく車がすすまず、乗り逃がし、1時の船になってしまいました。残念でしたが、その分、ファジャナでおいしいランチをゆっくりといただけたのでOKです。
船に乗っているのは15分くらい。すぐに、ブリユニ島に到着です。到着すると、英語、ドイツ語、イタリア語など言語のプラカードを持ったガイドさんが待っていました。私たちは英語のガイドさんのところへ行きました。ガイドさんの説明を聞きながら、島内を見て回ります。島には、ローマ時代の遺跡が残っており、小さなチャーミングな古い教会もあります。チトー時代には、チトー大統領のお気に入りの滞在地だったそうで、外国からの賓客も多数訪れたそうで、その当時に立派なホテルなどが建設されました。チトー博物館があり、来客の写真やチトーと島の歴史などを見ることができます。また、各国から動物も贈られたそうで、オウムやゾウやキリンなど、剥製や生の姿でいろいろ見ることができます。
島は広く、ゴルフコースもあります。ゴルフは、30ユーロくらいでできるそうです。
この日、30度を超える暑さで、晴天でしたので、とても暑かったです。木陰を選んでゆっくりと歩かないと熱中症になってしまいそうでした。
島には、ミニトレインが走っており、ガイドにはこのミニ電車に乗る料金も含まれています。このミニトレインで、島の奥のほうまで行きます。緑が豊かで、輝く海の透明度の高い美しさは、楽園の雰囲気です。
遠くには、ローマ時代の遺跡が見え、また馬やロバなどが放し飼いになっているサファリゾーンを通ります。このミニトレインの旅は休憩も入れて1時間くらいですが、気持ちよかったです。
この島では、マラリアが蔓延していたそうですが、コッホを中心とした研究チームが来て、撲滅してくれたそうです。その業績を讃えたレリーフ(写真)があります。
自然がいっぱいで、美しい島ですが、観光客しかいず、ちょっとツーリスト用すぎる感じがしました。ホテルにゆっくり泊まって、ゴルフでもして、という過ごし方をするとまた違うのでしょうけれど。
島には3時間強くらい滞在して、戻りました。暑かったので、自分で歩きまわる気はしなかったので、短い時間でしたが十分だと思いました。



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