木村泰司著「名画の言い分」を読了。どこかで誰かが、この本で、西洋絵画の見方が変わったと書いていたのがずっと気になっていました。美術館へ行くのは好きなのですが、絵をじっくり鑑賞するというのが実際はよくわからなかったのです。読んでみたいなと思っていたのですが、去年文庫化されたのを知り、手に入れました。
巻頭にカラーページで、100以上の西洋美術の作品が紹介されており、本文を読みながら、それらの絵を参照できるので、とても理解しやすかったです。
歴史に沿って、古代ギリシア時代から、話は始まります。
本書には、パリへ行って「オルセーはすばらしかったけど、ルーブルはいまひとつでした」などと言うとあなたの教養の程度がわかってしまいますから、そんなことは言わないように、とうような文章がありましたが、私はまさにこのタイプで、印象派以降の作品しか興味がなく、それ以前は何か陰気くさい作品ばっかりで面白くないと思っていました。でも、この本を読んで、その時代ごとの作品の意義などがわかるようになり、違った目で美術作品を見ることが少しできるようになったと思います。
また、オランダの美術の発展についても、かなりのページを割いての記述があり、とても興味深く読むことができました。オランダは音楽はだめだったけれど、美術では多大な貢献をしていることがよくわかりました。
それから、キューピッドと天使の違いについて、真剣に考えたことがなかったのですが、この本を読むと、どういう違いがあるのかが、理解できます。
なんか、美術館へ行きたくなってきました。諸々忙しいので、実際に行くのは来月かな、と思います。
読んでよかったなと思える一冊でした。
体調は良好です。
巻頭にカラーページで、100以上の西洋美術の作品が紹介されており、本文を読みながら、それらの絵を参照できるので、とても理解しやすかったです。
歴史に沿って、古代ギリシア時代から、話は始まります。
本書には、パリへ行って「オルセーはすばらしかったけど、ルーブルはいまひとつでした」などと言うとあなたの教養の程度がわかってしまいますから、そんなことは言わないように、とうような文章がありましたが、私はまさにこのタイプで、印象派以降の作品しか興味がなく、それ以前は何か陰気くさい作品ばっかりで面白くないと思っていました。でも、この本を読んで、その時代ごとの作品の意義などがわかるようになり、違った目で美術作品を見ることが少しできるようになったと思います。
また、オランダの美術の発展についても、かなりのページを割いての記述があり、とても興味深く読むことができました。オランダは音楽はだめだったけれど、美術では多大な貢献をしていることがよくわかりました。
それから、キューピッドと天使の違いについて、真剣に考えたことがなかったのですが、この本を読むと、どういう違いがあるのかが、理解できます。
なんか、美術館へ行きたくなってきました。諸々忙しいので、実際に行くのは来月かな、と思います。
読んでよかったなと思える一冊でした。
体調は良好です。
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