今年ももう1月が過ぎようとしています。
ここ何年か、あっという間に1月が過ぎていく感じです。年の切り替わっていくのを早く感じ、その度ごとに年の初めの1月の印象が強く残っている、そんな意識があります。
あとは場所場所で、過去の記憶がふと甦って懐かしく感じる、それが昨日のような近い時間で、記憶と共に若い年代の自分がそこにいるような感じを受けます。
幼い子を思い浮かべたり、その記憶が古いものであると思いながら、確かに自分が過ごしていた時間だと感じるのです。
過去の記憶というのは不思議なものですね。
その記憶が私以外と共有した時間であっても、その時の心情が私だけの物であること、その事をはっきり意識したりします。
思い出というのはこういう物なのかなと、この歳になって思うのです。思えば五十路過ぎからかもしれません、こういう感情に捕らわれるようになったのは。
父の死以前からでしたから、近親者との死別のせいではなく、年齢的な物なのでしょう。
その歳の年代年代で、思い出の時期もそれぞれに若い頃です。30代で10歳前後の頃、青少年期、幼少期などの1ページを思い出していたように思います。
40代でもまだ思い出の中に子供の登場は稀、自分のみであったように思うので、ほぼ20年~30年くらい前の記憶が思い出として甦るようです。
そうすると現在は20代から30代の頃を思い出として感じているのでしょうか。でも、書き出しの記憶は40歳頃の物です。
そうすると、15年くらい前の事も強く思い出として感じているわけですね。
そう、まさに最近意識した記憶は15年前の物です。
思いに捕らわれた始めたのが5年程前からとすると、10年前の記憶になります。
10年が一昔。私の年代だとそうなのかもしれません。私個人だけの事かもしれませんが。