Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

今日は何もなくて

2021-06-30 17:27:13 | 日記
    今日はお天気が良くなり、買い物に明け暮れた1日でした。洗車にも行ってきました。洗う度に傷や塗装の痛みが目立ちます。
    さて、本編のブログどうしましょう。今日は、今日もですね、お休みしようかな。夕飯の準備時ですものね。

今日の思い出を振り返ってみる

2021-06-29 09:28:12 | 日記

今日の思い出を振り返ってみる 2
うの華 6 その時の事を思い出していた私だが、お寺に遊びに来てはいけなかったのだろうか、そんな疑問が頭をもたげて来た。「お寺に遊びに来たら駄目なの?。」「駄目なんですか、だ。言葉も......

    今日は曇り空、今週は湿っぽい気候になりました。家に虫が入って来るようで、嫌な季節になりました。
    今年は特に、植物に殺虫剤を控えていたので、何となく虫の生育が良いなと感じていましたが、やはりその様です。亡き父は、撒かなくてもちゃんと次の捕食者が出てくるから大丈夫、と言っていましたが、私はそうかしら?と疑問に感じたものです。園芸をしていると鉢花は虫の宝庫、殺虫剤が必須でした。なので、撒かないとこうなるのかと、今やゲンナリです。確かに、虫の捕食者多いです。これの捕食者は何?、これから現れるのかしら?、と疑問です。
    さて、写真を見ると、私は昨年サクランボ酒作りをしていたようです。今年は梅シロップだけにしました。今年飲む、昨年の梅シロップはよく効きました。とても元気が出ました。もう残り僅かとなり、あと少しの楽しみです。
    作品の方は、一昨年のものでした。早くも6話目に入っています。この作品になり2年が経つようです。我ながら驚きました。
   今回は、作品全てを載せる予定にありません。なので、しばしば話は抜けます。悪しからずです。しかも、思い出に、何話目のものがメールで出てくるのか私にも不明です。多分気の向いた時に時折コラム、になると思います。
    今日のは、写真が涼しそうだったので、これを載せました。


うの華3 179

2021-06-25 09:26:39 | 日記
 もう一つの話?、彼女は考えた。何だろう?。あの子が知っている、暗黙の了解、その様な話とは?。彼女はつらつらと考え込んでみる。

 舅はそんな、考え込む彼女の顔を、瞬きもせずにきつい顔付きで見詰めていた。考え込みながら彼女は、時折厳しい表情の舅の顔に目を向けると、彼から答えを急かされているように感じた。しかし彼女には胸に思い付いて来る物が無く、焦る気持ちが募るばかりで困って仕舞った。

 弱り切った彼女は恥ずかし気に舅に目を向けた。「何ですか?。」、もう一つの話とは?。何でしょうかと彼女は舅に尋ねた。舅の方は嫁のそんな言動を見透かす様に、または確かめる様に注視していたが、その内納得した様にホッと息を吐いた。

 「違うね。」

彼は言った。やはりお前さんは他の嫁とは違っているよ。彼はホッとした様子で脱力した。緊張で力んでいた瞳をしょぼつかせて彼は目の前の嫁に言った。

「さっき言った通りにして、後はお前さんに任せるよ。」

今日の所はね。その様子なら今日はそこ迄だね。彼は引き下がる風情となり、ゆるりと彼女に背を向けた。暫し、彼は無言でいる嫁の怪訝そうな様子を背に感じると、ちらりと視線を彼女に投げて寄越した。

「いいよ、行って来なさい。」

「何か思う所があるなら、お前さんの用が住んでから此処へ戻って来るといい。」

私は未だ暫く此処にいるから。舅は嫁にそう言うと、この後彼がこの食堂で電話と人を待つ事になると簡潔に説明した。

 舅の言葉で、彼女は自分の用件を思い出した。舅に問いかけたい事、話したい事は山程有った。が、今は自分の為すべき用件は向こうである。彼女は幼い甥との約束を思い出し、急ぎ舅の家に向かう事を決定した。「では、お義父さん、後程此処で。」彼女はそう舅に言い置くと踵を返した。

 スタスタと、気持ちを切り替えた彼女は無心になると娘達の待つ場所迄戻って来た。そこには如何言う訳か彼女の長女1人だけが立っていた。怪訝に思いつつ、次女は如何したのかと彼女が尋ねると、一寸、と娘は答えた。

「先に様子を見て来るって言って…。」

彼女の長女は言い淀んだ。母の許可無しで子供達だけで何か行うという事を、彼女達の母がよく思わ無い事をこの長女はよく知っていた。彼女は母の顔色を窺うと決まり悪そうに俯いた。この日の彼女は機嫌が悪く、そんな長女の悪怯れた様子を見ると、忽ち彼女の眉間には皺が寄った。

 「あなた達は、」

母親の私があなた方のお祖父様と大事な話をしているというのに、と、その僅かな間もじっと出来無いのか、と、叱る様に矢継ぎ早に残っていた娘に小言を言い始めた。

 そんな彼女の弁舌爽やかとなる前に、タタタ…、脇道の細い路地から軽い足音が聞こえて来た。彼女達の立つ道路に、嬉々とした顔付きで彼女の次女が姿を現した。次女は自分の母のきつい顔と、項垂れた姉の背に出会うと一瞬ハッと顔色を変えた。

今日の思い出を振り返ってみる

2021-06-25 09:08:18 | 日記

梅雨の晴れ間
 梅雨の中休みも今日迄の様子です。明日の夜からは雨になり、以降雨や曇りの日が多くなる予報でした。 昨日は快晴といってよい晴天で、日差しを見ているだけで暑そうでした。私は1日屋内にい......

 今日は曇りがちな日になりそうです。いよいよ梅雨本番の日が始まるのでしょうか。昨年よりは遅いですね。よく晴れた日が続きました。
 ブルーベリーは昨年かなり刈り込み、今年はかろうじて一房成っていました。色付いた頃に、いつの間にか実が無くなり、鳥だろうかと考えていました。家のブルーベリーは元々観賞用、殺虫剤など撒いてあるので、毎年誰か取って食べる事が無いよう気を付けていました。色付く前に身を落としていましたが、今年は僅かな事とその儘にしてありました。木の影でも有り、道から遠い玄関近く、人なら誰も気付かないと安心していました。鳥って、どんな木陰に有っても上手く見つける物ですね。

うの華3 178

2021-06-24 09:21:06 | 日記
 そんな元気を失くした嫁に舅は微笑んだ。彼もまた、この長男の嫁が心根の優しい女性である事をよく理解していた。彼女は家族思いであり気丈夫な良い嫁だ。彼女の気持ちを通してやりたいとも思う彼だった。

「追々、」

彼は言った。「追々という事でいいじゃないか。」「今すぐという物でも無いだろう。」。そう言うと、彼は嫁の機嫌を取る様に優しい目をして微笑んだ。

 彼女は、何時もの彼女なら、ここで舅の立場や気持ちを考えて頷き、自分の感情を抑えるとしおらしく引き下がる所だった。が、今日の彼女には色々と有り過ぎた様だ。気持ちが昂っていたのだろう、彼女は胸に湧き上がる反骨精神その儘に、頑なな思いに支配されるとグッと目を閉じて首を横に振った。

「いいえ、今日中に決着をつけます。」

今日引導を渡してやります。お義父さんは出来ないでしょうから、私が代わって致します。きっぱりとした口調で彼女は目の前の舅に言い放った。舅は意外そうだった。が、そう驚いた様子では無かった。

 「驚いたね。」

口ではそう言っておいて、彼は嫁に不承不承の笑顔を見せると言った。

「今日かい?、如何かなぁ。」

あれに今日決着がつくかしら。私でも、私から言っても…。ここで彼は考え込んで口を閉じた。

「多分無理だろう。」

つかないよ。決着はねと、彼は顔を曇らせた。永久にね。そう彼は小さく口にすると更に顔を曇らせた。

 嫁の方は、舅の言う意味がよく分からなかった。口でこうと言うものを、如何して向こうが理解出来無い訳があるだろう。そう思うと舅の言いたい事が全く理解出来無いのだ。『向こうが幼いからか!。』、ハッと彼女は思い付いた。

「未だ理解するには小さいお子さんなんでしょうか?。」

そうなら話は後日にしましょう。もう少しあの子が大きくなってから…。言いかけた彼女の言葉を遮って、舅は言った。

「違うよ、もう理解出来る歳だし、この話を理解出来る子の筈だ。」

実際、ああやって家にいるんだからね。居座っているんだよ。問題は違う所に有る。根が深いんだよ。舅は暗い顔をして彼の目を伏せた。

「子供の話はあれも知ら無いだろう。多分ね。確かだ。だが、もう一方の話は知っているだろう。暗黙の了解が向こうにもあるんだよ。」

「お前さん、姉さん、もう一つの話も今日する気だったんじゃないよね?。」

舅は嫁の心中を探る様に彼女の目を見詰めた。そうして彼はその奥の奥をジーッと覗き込んで来る気配だ。