今年もお盆が過ぎました。今年は新型コロナも3年目のお盆、というせいもありますが、外出自粛にも慣れてしまい、ポツポツ買い物、そして家でのんびりという、私にすると落ち着いた感じのお盆となりました。そこで、お盆の過ごし方について、暇に任せて検索する余裕も出て来ました。
覗いた記事によると、お盆は余りあれこれとせずに、先祖供養の事だけを考えて過ごせば良いそうでした。細かく書けば、殺生をしないということは勿論、海や川で泳がない、釣りをしない等の禁止行為が有りました。
そこで成る程ねと、私も今年はこの検索結果に合わせ、家で先祖供養に専念してみました。家にご先祖様達を迎えてもよい様、掃除。玄関や廊下を簡単ですが掃き清め、仏壇への供え物等を少々しました。そうして、お経のCDを流し、ながら族。座敷に寝転んでみたり、所在無く昼寝をしてみたり。あれこれとしました。
そんな数日間、座敷に飾られたご先祖様達の遺影がやたらと目に付きました。はにかんだ様に微笑む祖父、にこやかな祖母、1番新しい父の遺影、近しかった人達の顔と顔。同じ様に座敷内に飾られている額縁が数点。
額縁か…。目を移して、クラフト、書画。クラフトが1枚書画になっているようだ、とか、この書画は昔父が貰って来て喜んでいた、あれは何時の事だったろうか?、とか、そういえば…と、幾つかの様々な思い出が甦って来ました。 遺影、書画、どうなっているのかしら?。どうしようか…。
あれこれと、今年は腰を落ち着けて、心静かに物思うお盆となりました。
補足すると、クラフトは母や妹の手芸品です。私は手芸が苦手なので。