先日の花泥棒の話ではないですが、家にもいちご泥棒が出没するようです。
以前植えたイチゴの苗が、もう十数年絶えたようでいながら絶えずにあちらこちらの鉢に残り、気が付くと実を着けていました。
何故気が付くかというと、その赤い実のおかげです。どんなに小さくても赤い色に気付くと、それは苺とピンときます。
同じように、誰かも苺の実りに気づくのでしょう。
私は今年2回気付いて、明日あたり食べごろと思っていると、ふいと翌日、翌々日には無くなってしまうのです。
もちろん、母かなと聞いてみました。が、何となく予感した通り母ではなく、家の誰でもないのでした。
「鳥かしらね」
私はそう言ってみましたが、それには理由があります。
道路から何メートルも入った家の傍、鉢が重なって並んでいる緑の中、赤い色は目立つとはいえ、手入れしていない小さな実、わざわざ人の家の駐車場に入り込んでまで、他人は食べようと思うかしら?
しかも大来に面した場所、夜間や早朝でも相当傍若無人か知恵や精神に異常のある人でもない限り、こんな大胆で卑小な行動はとれないのではないかしらと思ったからです。
私にしても、そんなちっぽけな実の紛失を記事にして、それこそケチ臭いと思われるでしょう。
が、子供と同じで、家に成った実を取って食べるのが好きな母に、摘ませてやると喜ぶだろうと思って目を付けたのに、その思惑が外れ肩透かしを2回食わされたのです。先日書いた花泥棒の記事とリンクしてしまったのでした。
世の中はよくできているものです。取ってくる神あれば取られる神あり、神は植物になりますが、どこかで沈む気持ちあればこちらでも思惑の外れることあり、なのでしょうね。
何となく関連しているような気がするのも不思議なものです。ネコでしょうか