立春の昨日。
そして、大安だった2月4日。
娘のお雛さまを飾りました。
(ちょっと、ピンボケ?)
今年もお会いできました。
娘が生まれた夏を思い出します。
父の知り合いの、秩父の産婦人科医院の特別室に入れていただき、そこで一週間ほど過ごしました。
ちなみに、息子は加藤家の初孫だったので、夫の母が「どうしても」ということで、牛込の家の近くの、東京女子医大で息子を産み、加藤の母にお産後はお世話になりました。
学年で言ったら5学年違いの、上が男の子だったので、女の子が生まれたのが、すごくうれしくて、生まれた夜は眠れませんでした。
(おまけに、父に言わせると、生まれたばかりのベビーベットで寝かされている赤ちゃんの中で、際立って可愛く、とびきりの美人。色も白いし、目も大きいしと、じじバカぶりを散々聞かされました・笑)
母がバギー(軽くてコンパクトなベビーカー)に乗せて、息子と一緒に、毎日、病室に来てくれました。
ある日、早生まれで、当時3歳半だった息子を、バギーに乗せようとした、母に、
「おばあちゃま、ボク、結構です」
と、バギーにのらず、歩き始めたと言います。
後年、母が、よく、その話を、笑いながらしていました。
「3歳の子に、結構です、って言われたの、初めて」と(笑)。
お雛さまは、今は亡き、無形文化財の、原米州の作品です。
一度、お顔の手入れをしていただきましたが、娘が生まれてから、飾るのを、一度も欠かしたことはありません。
息子の兜も一緒です。
私たちができることは、子どもたちを見守ること。
今はそれぞれ家族持ちですから、その家族を見守ること。
今はもう、逆に見守ってもらうような年齢になってしまいましたが、それでも、気持ちはずっと見守り続けています。
元気で日々を過ごして、と。
その祈りを込めて、お雛さまや、兜を、毎年欠かすことなく飾っています。