20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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今年もお会いいたしました。

2020年02月05日 | Weblog

            

 立春の昨日。

 そして、大安だった2月4日。

 娘のお雛さまを飾りました。

(ちょっと、ピンボケ?)

 

 今年もお会いできました。

 娘が生まれた夏を思い出します。

 父の知り合いの、秩父の産婦人科医院の特別室に入れていただき、そこで一週間ほど過ごしました。

 ちなみに、息子は加藤家の初孫だったので、夫の母が「どうしても」ということで、牛込の家の近くの、東京女子医大で息子を産み、加藤の母にお産後はお世話になりました。

 

 学年で言ったら5学年違いの、上が男の子だったので、女の子が生まれたのが、すごくうれしくて、生まれた夜は眠れませんでした。

(おまけに、父に言わせると、生まれたばかりのベビーベットで寝かされている赤ちゃんの中で、際立って可愛く、とびきりの美人。色も白いし、目も大きいしと、じじバカぶりを散々聞かされました・笑)

 

 母がバギー(軽くてコンパクトなベビーカー)に乗せて、息子と一緒に、毎日、病室に来てくれました。

 ある日、早生まれで、当時3歳半だった息子を、バギーに乗せようとした、母に、

「おばあちゃま、ボク、結構です」

 と、バギーにのらず、歩き始めたと言います。

 後年、母が、よく、その話を、笑いながらしていました。

「3歳の子に、結構です、って言われたの、初めて」と(笑)。

 

 お雛さまは、今は亡き、無形文化財の、原米州の作品です。

 一度、お顔の手入れをしていただきましたが、娘が生まれてから、飾るのを、一度も欠かしたことはありません。

 息子の兜も一緒です。

 私たちができることは、子どもたちを見守ること。

 今はそれぞれ家族持ちですから、その家族を見守ること。

 

 今はもう、逆に見守ってもらうような年齢になってしまいましたが、それでも、気持ちはずっと見守り続けています。

 元気で日々を過ごして、と。

 その祈りを込めて、お雛さまや、兜を、毎年欠かすことなく飾っています。

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