「おきて うごく」 はある重度障害児の意思表示で、私の場合は 「動
く 目覚める」 です。
毎週金曜日夜、首相官邸前に原発再稼働への抗議の意思表示で
多くの市民が集まっているということを知らずにいました。 「しんぶん
赤旗」 の6月16日の一面で前夜の4万5千という数字を見たとき、
最初、一カ所の参加人数とは思えず、何ヵ所かの合計数かと思った
のです。そんな状況でしたので、自分の認識の遅れを現地で正した
いと翌週参加しました。 まず、 「動く 目覚める」 の一歩でした。
先ほど自分の本棚のなかに安斉育郎さんのブックレット二冊、『放射
能 そこが知りたい』(1993年) と 『原発 そこが知りたい』(1992)
があるのを見つけました。 購入は1997年、頁をめくってい見ましたが
読んだ跡は見当たりません。 その頃、なにか感じることがあり、読む
必要を感じて手元に置こうとしたのでしょう。
その必要が切実なものでなく、そのままになっていました。
『放射能~』 の表紙の裏に、安斉さんの言葉として
「…… お母さんの疑問は/矢つぎ早です。/放射能と放射線について/
もう一歩ふみこんで/理解を深め/行動のエネルギーにしましょう。」と。
昨夜も9万人が参加したと報じられています。
動きつ、理解を深めつ、それをエネルギーにしつつ、次の行動へ。
新しい可能性をはらんでいる時代です。