垂水と書けば万葉集の
いはばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも
が思い出されますが、垂水市は「たるみし」ではなく「たるみずし」です。
垂水市の紹介ビデオに、「垂水という地名は、シラス台地から水晶のような清らかな水が湧いていて “垂る水” が語源になった」とも「海山の恵みが足り満ちていたので “タチミチ” が転じたとも言われています。」としてます。
その垂水市が今回の向井さんの旅ガイドの行き先でした。向井さんの話はこちらです、
http://www.ustream.tv/recorded/110347065
さて垂水市とは何処に、
向井さんの話に出てくる高峠も高隅山も見えますが、一番印象に残っている「垂水千本イチョウ園」に印をつけました。
そしてこのご夫婦、
自ずからこの言葉が浮かびます、「一年を思う者は花を植える 十年を思う者は木を植える 百年を思う者は人を育てる」。
中馬さん御夫婦の姿を見ていて、向井さんの以前の話で紹介された美術館を創った人・大野勝彦さんにつながります。大野さんは木を植えたわけではありませんが、やはり十年を思う人です、十年の積み重ねの先に百年を思う人です。
そして、十年を重ね百年を思う人の姿を我が心に刻むことが出来るならば、自分もまた百年を思う人に近づくことが出来るのではないでしょうか、百歳時代を生きるとはそういう意味ではないか。
中馬さん御夫婦の姿からそんな思いがしてきました。