万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ガラスの花の万華鏡

2006-02-22 21:59:20 | 万華鏡ブログ
ここにご紹介するのはアメリカのウッドランドデザインズ工房のペギー&スティーブ・キテルソン夫妻の限定版作品です。黒いガラス本体に白いカラーリリーの姿が美しく浮き上がり、しっとりとした落ち着きと優雅さを感じます。ガラスのフュージングという技法で、黒のステンドガラスに白い花と緑の葉や茎が焼き付けられ、スランピングという技法で2つの半円の筒に形作られます。600度以上の高温で焼き、ゆっくりと冷まします。それを合わせて万華鏡の筒が作られます。オブジェクトセルの中のガラス細工はペギーがバーナーワークで一つ一つ作り上げたものでその美しさには定評があります。(前に書いた三本の指に入る一人です。)どの過程も大変手間と時間のかかるものですが、その結果できた作品は思わず手に取り中を覗いてみたくなる暖かさに満ちた作品ばかりです。そしてその中の美しさ・・・その一瞬を次回ご紹介する予定です。いろいろなアートガラスの筒、2ミラーシステム、オイルの中にガラス細工が浮かぶセル、ゆったりと動き続ける映像が彼らの基本スタイルで大きな変化はありませんが、ガラスの色の違いで飽きることのないバラエティーが楽しめます。どれも魅力的で甲乙付け難く、お気に入りの色を選ぶのも大変です。この花シリーズはこのほか、ローズ、マグノリア、チューリップ、デイジー、ダリア、朝顔などがあり、それぞれ内部、外部ともに素敵な花を咲かせています。
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