昨日に続いて赤津純子さんの作品展から、美しい映像をご紹介します。今年は松屋銀座での3回目の個展ですが、最初のときから毎回出品なさっている「華鼓」は、その美しい映像表現でいつも気になる作品です。本体は高さ8cmほどの小さな万華鏡ですから、オブジェクトセルもかなり小さいはずなのですが、魔法のように次から次へと新しい模様が生み出されます。柔らかく光を通す和紙を背景に使い、貝やガラスの粒や細く引いたガラスなどがドライセルの中で動いて、模様のデザインを試みているデザイナーみたい。
和紙のしっとりとした質感と細いガラスオブジェクトを組み合わせるというアイディアが、鼓の形をしたこの万華鏡にはぴったりです。
和紙のしっとりとした質感と細いガラスオブジェクトを組み合わせるというアイディアが、鼓の形をしたこの万華鏡にはぴったりです。