今日から伊勢丹新宿店で開催中の依田満さん・百合子さんの万華鏡フェアに伺いました。今回のテーマは「万華鏡を万華鏡で見る。」・・・一体どんな試みなのでしょうか?
新作の大型作品として展示されていたのが「すばる2010」です。 説明によると「ハワイ島マウナケア山頂にある宇宙観測用の望遠鏡から見た宇宙をイメージして制作した万華鏡」です。全体は、実際の望遠鏡の姿に似せた造りで、大きな覗き口から見るとこんな大きな星が輝いています。
新作の大型作品として展示されていたのが「すばる2010」です。 説明によると「ハワイ島マウナケア山頂にある宇宙観測用の望遠鏡から見た宇宙をイメージして制作した万華鏡」です。全体は、実際の望遠鏡の姿に似せた造りで、大きな覗き口から見るとこんな大きな星が輝いています。
この立体的な映像は三角錐をひっくり返したようなミラーシステムと先端部のカットによるものです。さらに近付いてみるとオブジェクトの模様が万華鏡映像になっていることがわかるでしょうか。
この万華鏡のオブジェクトは、依田さんが開発を進めている投影式万華鏡(本体の左側に設置してあります)が映し出す映像そのものなのです。どこに映し出すかというと、ミラーシステムの先端部に白いスクリーンがあるそうです。照明のもと、明るい会場で撮影させていただきましたので、白っぽく見えていますが、暗い中ではもっと輝きを増した星を見せてくれるでしょう。
投影式万華鏡によるイベントは、このブログでも何回かご紹介してきましたが、今回初めて投影式万華鏡「映華鏡」が作品として展示販売されました。大きな場所でも小さなスペースでもきれいに映し出される本物の万華鏡映像です。本物らしさがよくわかるのが、映像変化の時間差があることです。たとえば、筒を同じ速度で回したとしても、オブジェクトの動き方は同じ速度にはなりません。セルが下向きの回転に差し掛かったとたんにオブジェクトが急に流れるというような動きがあったりして、動き方にむらができます。同じ模様も出てきません。だからこそ、単調でない映像変化に目が奪われるのです。
小さな映華鏡には本当に小さくて繊細なオブジェクトが入っており、大きく拡大されて投影され美しい色と形を見せています。
このほかにもたくさんの素敵なガラスや陶器、アクリルなどの万華鏡も展示されています。次回ご紹介いたします。この万華鏡フェアは23日(火)まで。20日~22日には依田さん考案のキットを使った制作教室もあるそうです。