万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

金魚の万華鏡の映像

2007-06-04 23:57:23 | 万華鏡ブログ
リクエストをいただいたので、先日の金魚の万華鏡の内部映像の写真を載せます。いかがでしょうか。正三角形に組まれた3ミラーシステムの映像で、オブジェクトに透明感のある赤やオレンジに加え、無色透明な粒状のガラスを使って、水の泡や、水の中の金魚を思わせる表現です。
辻輝子さんの陶器はそれだけでひとつのアートの世界を表現しているだけに、それを万華鏡作品として完成させるときには、オブジェクトの選び方やミラーの組み方、映像表現の方法など、それぞれ担当した作家さんらしさを出しながら、さらに命を吹き込むように製作されているのが感じられます。この金魚の作品も、内部映像を見たとき、水の中でゆらゆらと泳ぐような雰囲気を感じ、なるほど!と思いました。
依田さんの万華鏡は、そのガラスオブジェクトの色合いの美しさが素晴らしいだけでなく、外部の表現をさらに高めるように、映像パターンをデザインなさるところが素敵です。筒をデザインするのが、ステンドガラス作家さんや琉球ガラスの作家さん、ベネチアガラスの作家さん、そして辻さんのような彩陶の作家さんとさまざまでも、それぞれにぴったりの万華鏡映像をガラスで表現し、多くの人を惹き付けています。
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3 Comments

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ありがとうございます。 (hiko)
2007-06-05 05:02:03
早速我侭を聞いて下さってありがとうございます。
外観どおりの和風の色合いのニュアンスのある画像ですね。
あたしは金魚でもランチュウを思い出しました。
あのちょっと不恰好でお尻でっかちの愛嬌のあるところが丸い模様から思い出されます(笑)
中に入ってるのはガラスビーズでしょうか?
お互いの色が透け感があって、でも色合いがちょっと渋めで落ち着いた感じがします。
ホント、オブジェクトとミラーの組み方で無限の可能性がありますよね?
これからの素敵な写真と万華鏡を紹介して下さいね?
ありがとうございました
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万華鏡映像と外観 (はじめまして)
2007-06-06 13:41:05
ちょっと気になったので、コメントさせてもらいます。
こちらを時折拝見させていただいている者です。
悪意はありません。素朴に思ったことなのでどうぞ気を悪くしないでください。


>依田さんの万華鏡は、そのガラスオブジェクトの色合いの美しさが素晴らしいだけでなく、外部の表現をさらに高めるように、映像パターンをデザインなさるところが素敵です。

万華鏡というのは内部の映像をさすのですよね。
依田さんは、外部の表現を高めるように映像パターンをデザインされているのでしょうか?
内部の映像を象徴するように外部をデザインされているのではないのでしょうか?

こちらを拝見していて、素朴に思うことは 万華鏡の楽しみというタイトルなのに外部の画像の方が
内部の映像画像より多いということです。

万華鏡の楽しみはいろいろと思うから、外部のデザインを楽しんでいると仰るならそれまでですが、そんなことを思います。

もし、よろしければご意見をお聞かせ下さい。
そして、もし不愉快と感じられたらこのコメントを削除し、無視しても構いません。
ただ、悪意は少しもありませんことを再度付け加えさせてもらいます。よろしくお願いします。
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Unknown (kaleidoscopes Japan)
2007-06-06 19:27:43
コメントありがとうございます。
私は作家もののアート万華鏡は外のデザインから、内部の映像まですべてのトータルであると思っています。デザインというのも、見た目の美しさ、ユニークさだけではなく、映像を生み出すための必然も含まれているわけで、そこに作家さんの工夫が凝らされていると思うのです。
又、作家さんによっては、造形作品として飾られることを強く意識している方もいますし、また万華鏡には見えない外観で、覗いた方を驚かせるような作品を意識的に制作なさる作家さんもいます。外部のデザインにもこだわりを持って創られている作家さんは多いし、アート万華鏡にはとても重要な部分であると思います。
私はそれらをすべて網羅することはできませんが、今まで出会うチャンスのあった作品だけでも、そんな作家さんの作風などと一緒に伝えたいと思っています。
意識的に外観の写真が多いわけではなく、たまたまそうなったかもしれません。展示会などで写真を撮らせていただいたものは、内部の映像までなかなか撮影はできませんし、写真の素人が小さな覗き穴から普通のデジカメでは撮りきれないものも多いのです。(でもうまく撮れたときの喜びは何ものにも替え難いのも事実・・・)。一日一枚の写真と決めているのは、所詮写真では伝えきれない千変万化の楽しみの一部をご紹介し、興味を持っていただければと思うからです。
依田さんの作品に触れていらっしゃいましたが、あのコメントは、依田さんのコラボレーション作品についてのコメントです。依田さんに伺ったのですが、辻さんが焼かれた筒をしばらく部屋に飾っておいて、イメージをふくらませ、ミラーシステムやオブジェクトを考えて、内部の映像をデザインなさるそうです。
すべてオリジナルで製作なさる作品に関しては、ひとつのテーマやストーリーがあって、そこからイメージをふくらませて、万華鏡製作が始まるとおっしゃっていました。
いろいろな作家さんがいて、いろいろな万華鏡があることを少しでもお伝えできればと思って始めたブログですが、見てくださる方のご意見を伺えてありがたく思っています。
ご質問の答えになっていますでしょうか、ちょっと心配ですがこの辺でおしまいにします。
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