
今日ご紹介するのはガラス製のチェスです。そしてこれも万華鏡です。チェスの盛んな欧米では、様々な素材のデザイン性豊かなチェスの駒がありますが、万華鏡のオブジェクトセルをチェスの駒にデザインしたのは、ファンタジーグラス工房のジョアンヌ&マイク・ジェイコブズ夫妻です。オイルの中にきらびやかなガラスやビーズなどのオブジェクトの浮かぶセルは彼らのトレードマーク。装飾はんだで各駒の特徴を出しています。中央に見える白い筒と黒い筒がそれぞれ異なったミラーシステムを内包する万華鏡本体で、先端部に駒のオブジェクトセルを付けて回し、映像を楽しみます。これだけの駒があると、全部見るのはちょっと大変かもしれませんね。これは大掛かりな万華鏡セットですが、通常の彼らの作品は様々なテーマに沿った色彩豊かなステンドガラス製の万華鏡です。ミュージシャンとして活躍していたこともあるジョアンヌは音楽をテーマにした作品も数多く創っています。マイクは自分の仕事の傍ら、万華鏡製作を学び、今ではジョアンヌを支える大きな力となっています。ジョアンヌは日本に滞在したこともある日本びいきの作家さんでジャポニズムをテーマとした作品もいくつかあります。
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