
駿府匠宿での万華鏡展に出品された加藤瑞枝さんの万華鏡「ふくろう」です。ふくろうも可愛いけれど、背景のガラスの色や葉の色がきれいで、まるで絵画のような、ティファニーのガラスウィンドウの景色のような印象で心に残りました。加藤さんは山見浩司さんのお弟子さんで、「山見浩司となかまたち」展では白薔薇の咲き乱れる素敵な大型万華鏡を拝見しました。ガラスで絵を描くようなステンドガラスの表現が独創的だと思いましたが、絵が好きで、油絵やアクリル・水彩画などを習ったこともあるそうです。ガラスで万華鏡を製作なさるときは、万華鏡として楽しむだけでなく、オブジェとして飾っておきたいと思うような作品を目指していると伺い、なるほどと納得いたしました。加藤さんがオイル万華鏡に出会ったのは16年も前のオーストラリアだったそうです。その頃は日本にはそのようなアート万華鏡はほとんどなかったのですから、衝撃的な出会いでした。さぞ感動なさったことと思います。その時の感動の気持ちを忘れず、見る人が同じように感動できる万華鏡を創りたいと願って製作なさっている作家さんです。
「ふくろう」のオブジェクトもオイルシリンダーで、さまざまな色合い・形のガラスが混じりあい、大きな12ポイントの映像を見せます。森や空、夕焼けなどを思い起こすような、どこか暖かくて懐かしい印象の映像でした。
「ふくろう」のオブジェクトもオイルシリンダーで、さまざまな色合い・形のガラスが混じりあい、大きな12ポイントの映像を見せます。森や空、夕焼けなどを思い起こすような、どこか暖かくて懐かしい印象の映像でした。
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