
この万華鏡は2006年10月30日にもご紹介したトム&キャロル・パレッティー夫妻の磁石を使った作品「マグニートー」の全体の姿です。姿が良いですね。彼らはさまざまな素材を取り込んで、ユニークで斬新なアイディアやデザインを万華鏡に表現する作家さんとして高い評価を受けていますが、それはオブジェクトチェンバーの面白さ以外にも、理由があります。
今回は、素材の使い方に注目です。胴体に使われているアナダイズド・アルミニウム(陽極酸化処理を施したアルミニウム)は、いくつかの色のヴァリエーションがあります。日本ではアルマイトと呼ばれる素材で、台所用品などに使われており、軽いイメージがありますね。実際軽くてきれいなので、山見浩司さんが監修なさったペンダントタイプの万華鏡やテレイドスコープが日本でも人気です。アメリカでは数年前、マッシモ・ストリーノさんがいち早く取り入れて、プロダクションタイプの万華鏡を創りました。
パレッティー夫妻は一歩進んで、「素材の組み合わせ」にその独自性を主張しました。アルミニウム、木材、表情のある半透明なアクリル、真鍮の輪をとてもスマートに組み合わせていますね。ホットドットという作品(10月21日)ではこのアルミニウムを2層に組み合わせ、水玉模様を浮き立たせています。アイディアを魅力的な、しかも機能的な形にするという実力を感じる作品ばかりです。
もう一つ付け加えたいこと。この万華鏡の注意書きには、「子供のおもちゃではありません」と書いてあります。もちろん小さなオブジェクトを子供が誤って飲んでしまうことなどないようにとの配慮ですが、私の想像では「おとなのおもちゃ」ですとの主張にも思えます。作家さん自身がいつまでも楽しんで遊べる万華鏡を作りたいという思いで制作なさっていることが伝わってくる作品ばかりだからです。
今回は、素材の使い方に注目です。胴体に使われているアナダイズド・アルミニウム(陽極酸化処理を施したアルミニウム)は、いくつかの色のヴァリエーションがあります。日本ではアルマイトと呼ばれる素材で、台所用品などに使われており、軽いイメージがありますね。実際軽くてきれいなので、山見浩司さんが監修なさったペンダントタイプの万華鏡やテレイドスコープが日本でも人気です。アメリカでは数年前、マッシモ・ストリーノさんがいち早く取り入れて、プロダクションタイプの万華鏡を創りました。
パレッティー夫妻は一歩進んで、「素材の組み合わせ」にその独自性を主張しました。アルミニウム、木材、表情のある半透明なアクリル、真鍮の輪をとてもスマートに組み合わせていますね。ホットドットという作品(10月21日)ではこのアルミニウムを2層に組み合わせ、水玉模様を浮き立たせています。アイディアを魅力的な、しかも機能的な形にするという実力を感じる作品ばかりです。
もう一つ付け加えたいこと。この万華鏡の注意書きには、「子供のおもちゃではありません」と書いてあります。もちろん小さなオブジェクトを子供が誤って飲んでしまうことなどないようにとの配慮ですが、私の想像では「おとなのおもちゃ」ですとの主張にも思えます。作家さん自身がいつまでも楽しんで遊べる万華鏡を作りたいという思いで制作なさっていることが伝わってくる作品ばかりだからです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます