
ブリュースター・カレイドスコープソサエティのコンベンションでは、毎回パーティーの時に、その年の記念万華鏡が配られます。 今年はどんな万華鏡をもらえるのか、皆が楽しみにしています。
通常は一人の作家さんがBKSから依頼を受けて製作し、同じものが配られるのですが、今年はちょっと違っていました。
ジム・ミンドラップさんのいろいろな作品が銀色の袋に入れられて、パーティーの席に用意されていました。 座席を決めて座ってから開けて見たら、周りの皆さん、それぞれ違った作品だったので、びっくりしました。これは私がいただいた作品です。
作品にはトップの写真にあるようなメダルが付いています。
2010年に亡くなられたジムさんを追悼し、作品を分かち合うことへの感謝の意味を込めて、コンベンション委員会が用意したものです。
ジム・ミンドラップさんは木工で万華鏡を製作する作家さんで、奥さんのジューンさんがそれに絵を描いて、独特の表情とユーモアのある作品を創っていました。
彼はお店に販売する作品もありましたが、それより数多くを入院中の病気の子どもたちにプレゼントしていたと聞いています。まさに万華鏡の喜びを伝える伝道師でした。 大変な状況にある時こそ、万華鏡は大人にも子どもにも訴えかけるものがあるからと言っていたそうです。
こけしのような万華鏡「リトルピープル」シリーズも彼らの代表的な作品です。 (松本建夫さんご夫妻が持ち帰られた作品で、写真をいただきました)
また卵型の作品もたくさん作っていましたが、下の写真はその卵型の人形(?)がオルゴールに載った作品です。 (こちらは北村幸信さんご夫妻が持ち帰られた作品です。)
ハンプティーダンプティーもサンタクロースも手描きで、温かさが伝わってきます。
ミンドラップさんの作品は、コージー・ベーカーさんの本にも紹介されていますが、ベーカーさんのお宅のバスルームにも飾ってあったことを思い出します。
奥さんのジューンさんのご協力があって、今回の記念万華鏡になったそうです。
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