万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

カラディモスさんの創るもうひとつのマンダラ模様

2007-07-12 22:08:07 | 万華鏡ブログ
ずらりと並んでいるのはチャールズ・カラディモスさんの2007年新作、限定版万華鏡「マンダラ」です。白と黒の2つのタイプしかないのですが、デザインのポイントとなっているマンダラ模様がカラフルで、全て異なるので、並んでいるととても華やかな印象を受けます。
アート表現の幅を広げる一つの試みとして、ガラスを細くカットしてマンダラ模様に並べて焼き付けるこのデザインに取り組むようになり、7月4日にご紹介したパーラー型の作品にも、今回ご紹介の手持ち型の作品にも焼き付けられています。
そして手前のほうに見えるのが、そのデザインを使った置物です。
オーソドックスなステンドガラスの万華鏡から始まって、スランピングによる造形を究め、今そこにフュージングによる装飾を加えているチャールズさんは、基本的なスタイルを貫きながら、いろいろなガラス工芸の可能性にチャレンジしていらっしゃるのだなあと思いました。
白、黒、それぞれ20個ずつの限定版ですが、全く同じものがないマンダラ模様と、当然のことながら、全く同じものがない内部映像ですので、それぞれが世界にひとつだけの一点ものといえますね。内部、外部ともお気に入りの作品を選ぶのが、とても大変です。
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2 Comments

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気が遠くなりそうです。 (青空)
2007-07-13 01:10:08
ガラスをひとつひとつカットして作る曼荼羅は、
全て違うとなると、40個ですか!
モザイクの一片一片を研磨する細かい作業は想像するだに大変そうで、ため息が出ます。
万華鏡に対する思い入れの凄さを感じます。
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作家さんは凄いです (kaleidoscopes japan)
2007-07-13 17:45:39
ガラスの扱いをご存知の方には、大変な手間をかけた思い入れのある作品であることを理解していただけますね。
私は製作のほうは全く素人ですので、万華鏡作家さんとお話するたびに、どうやって作るのか?とか、どうしてこうなるのか?など初歩的なことからお尋ねするのですが、どなたも丁寧に答えてくださり、そのおかげで、一つの作品に込められた技術や工夫の奥の深さを少しは理解できるようになりました。
ですから、人を感動させる万華鏡を創れる人をとても尊敬しています!
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