
ローラ・ワイルドさんの万華鏡映像にはミラーシステムの一部を黒で覆うマスキングを施したものがあります。覆われた部分の映像が隠れて、2ミラーの円状の万華鏡映像にメリハリをつけたり、意味のある形にするなど、万華鏡のテーマに合わせた映像デザインの一部になっています。前回ご紹介した冬の華(1)では、雪の結晶がぐるりと周りを囲むデザインになっていましたが、今回は8ポイントの星型のラインとなって映像のアクセントになっています。この万華鏡はミラーシステムの第3面を淡い色合いにしているので、映像の周囲は色がソフトに広がる感じで、黒地にくっきりと映像が見えるタイプとは違っていますが、このラインがあることで、オブジェクトセルの奥行きを感じることができます。実際にオブジェクトセルはかなり大きめなシリンダータイプで、たくさんのユニークなオブジェクトが入っているので、この8ポイントの星型の向こう側にさまざまな色模様を見せてくれます。
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