
西宮市のギャラリーストラッセで開催されていた溝口好晴さんの万華鏡展<源氏物語絵巻>に伺いました。 源氏物語をテーマに和の万華鏡を製作されていることは伺っていましたが、それらを拝見するチャンスに恵まれたのはラッキーでした。今回は源氏物語の作品を含め、さまざまな工芸技術を駆使した素晴らしい作品が展示され、新たな境地を開拓し続ける創作活動を、十分に見せていただきました。豊かな表現をこのブログでもご紹介したいと思います。
この写真は源氏物語の万華鏡十数点のうちの三点。「源氏物語の中に表現されている彩りをイメージし、各帖ごとにその色を筒に表し、物語の流れを映像で表現している」との説明です。各帖の物語のポイントとなる歌を選んで、溝口さんが自ら書かれた素晴らしく美しい文字で筒を飾っています。金箔や銀箔を配した美しい背景に文字を重ねる方法は、作家さんが失敗の中から発見した技だそうです。また色の部分は、漆に使われる顔料の粉を使っているそうですが、ざらっとした質感に趣があり、色合いも魅力的です。手で触ったり、筒を回したりしても全く問題ないほど、しっかりと耐久性のある仕上がりです。姿の美しさ、自然さを大切になさっている溝口さんの万華鏡は、細部のデザインにもそのこだわりを見せます。このシリーズのオブジェクトセルは奥ゆかしく竹ひごの中に収められていますが、源氏物語絵巻の表現に欠かせない御簾を連想してのデザインだそうです。
この写真は源氏物語の万華鏡十数点のうちの三点。「源氏物語の中に表現されている彩りをイメージし、各帖ごとにその色を筒に表し、物語の流れを映像で表現している」との説明です。各帖の物語のポイントとなる歌を選んで、溝口さんが自ら書かれた素晴らしく美しい文字で筒を飾っています。金箔や銀箔を配した美しい背景に文字を重ねる方法は、作家さんが失敗の中から発見した技だそうです。また色の部分は、漆に使われる顔料の粉を使っているそうですが、ざらっとした質感に趣があり、色合いも魅力的です。手で触ったり、筒を回したりしても全く問題ないほど、しっかりと耐久性のある仕上がりです。姿の美しさ、自然さを大切になさっている溝口さんの万華鏡は、細部のデザインにもそのこだわりを見せます。このシリーズのオブジェクトセルは奥ゆかしく竹ひごの中に収められていますが、源氏物語絵巻の表現に欠かせない御簾を連想してのデザインだそうです。
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