ガラスのカタツムリ

星の谷工房の中村和正さん、ミヱ子さんの万華鏡展（2月1日～10日ギャルリーヴィヴァンにて）で発表された作品です。オブジェクトはステンドガラスの造形によるかたつむりで、葉の上にちょこんと載っています。その葉の部分を回転させて映像の変化を楽しみます。ブルーでまとめられた本体に、カラフルなかたつむりが可愛らしいですね。
オブジェクトそのものが見て分かるとおりの、自由な造形であり、それをミラーシステムを通して楽しむのが、中村さんの独特のスタイルのひとつです。長野で万華鏡を制作なさっていらっしゃるということで、以前にもご紹介した「夢見るりんご」シリーズもこのスタイルです。（2006年10月13日）今回の作品展でも大きな赤いりんごを見る万華鏡もありました。
覗き口が2つ見えてわかるように、ふたつのミラーシステムを内蔵しています。本体を支える脚の部分にLEDライトが組み込まれ、その先のオブジェクトを照らし出します。オブジェクトの向こう側にある鏡は光とオブジェクトを反射させ、明るく映像を演出します。
3月2日NHKの番組「美の壺」で万華鏡が取り上げられるそうですが、依田さん、山見さんの作品とともに、中村さんの作品も登場するそうです。万華鏡をどんな風に紹介してくれるのか、とてもとても楽しみにしています。皆様もぜひご覧下さい！