
静岡、駿府匠宿での万華鏡展から大槻敏男さんの「ファンタジア」をご紹介します。ガラスに金箔を施し、木部を黒と赤の漆で仕上げた和風のテイストを表現する作品です。万華鏡制作歴5年だそうですが、IKA展や日本万華鏡大賞展など公募展での受賞暦があり、いろいろなテーマに挑戦なさりながら、その技術を磨き、独自の世界を築いていらっしゃいます。2005年受賞作「青の洞窟」という作品を発展させたものがこの「ファンタジア」だと思いますが、大変しっかりした造りで、ガラスの筒がオブジェクトセルとともに滑らかに回転します。ミラーシステムと外の青い筒との間も視界に入ってオブジェクトセルが見えるところも面白い造りだと思いました。ミラーシステムは完全に閉じていないので、周囲の青いガラスを取り込んで、9ポイントの曼荼羅映像を中心に、美しくユニークな映像を展開します。
昨年のIKA展では「プラネット」という作品を拝見しましたが、こちらもダイなミックで深みのある美しい映像展開が印象的でした。
昨年のIKA展では「プラネット」という作品を拝見しましたが、こちらもダイなミックで深みのある美しい映像展開が印象的でした。
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