
前回に続いてチャールズ・カラディモスさんの作品について。これは手持ち型の作品の内部映像です。昨日の様な大型作品でも、手持ち型の中型の作品でも、チャールズさんの万華鏡の基本形はコーン型(円錐に近い形)です。初期の頃はまっすぐな鏡を組み立てた2ミラーも3ミラーも作っていたそうですが、自分の目指す映像美を追求していくうちに、逆テイパードの2ミラーを多用するようになりました。繊細で入り組んだ映像美をより大きく、より効果的に見せる効果があるのです。また、狭いほうから覗くことで、視線の行き着く先が2ミラーシステムの頂点に限りなく近づくのでシンメトリーも完ぺきといえる映像になるのです。また先端部が広くなることで、光もたくさん取り入れられます。このミラーシステムはミラーのカットに高い精度を必要とされ、組み立てるのも難しいそうですが、目指す映像のために大変多くのエネルギーと時間を費やして、習熟なさったそうです。このような努力があって、見る人を感動させる映像美が生み出されるのですね。
本体の形も、このミラーシステムを内蔵するのにふさわしく、2枚のガラスをスランピングで丸みをつけ、合わせてコーン型の筒を作っています。
またオブジェクトに黒いピースを使うことも特徴のひとつです。バーナーワークで形作られた細い黒のガラスオブジェクトが変幻自在に動き回り、多彩な模様を描きます。無作為で予想できないオブジェクトの作り出す映像ながら、作家の意思を感じる部分ですね。常にオブジェクトとミラーシステムの関係を考えながら作っているという作家さんですが、じっくりと見てみるとそのあたりの意図も伝わってくるような気がします。
本体の形も、このミラーシステムを内蔵するのにふさわしく、2枚のガラスをスランピングで丸みをつけ、合わせてコーン型の筒を作っています。
またオブジェクトに黒いピースを使うことも特徴のひとつです。バーナーワークで形作られた細い黒のガラスオブジェクトが変幻自在に動き回り、多彩な模様を描きます。無作為で予想できないオブジェクトの作り出す映像ながら、作家の意思を感じる部分ですね。常にオブジェクトとミラーシステムの関係を考えながら作っているという作家さんですが、じっくりと見てみるとそのあたりの意図も伝わってくるような気がします。
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