
5月24日にご紹介したインディアンのテント「TIPI」の万華鏡の内部映像です。ユーリック&モニカ・カール夫妻は数年前から、イギリス系カナダ人の幾何学者コクスターの理論Coxeter-kaleidoscope(連なる先細のミラーの反射により線分から5種類の正多面体が生み出されるということらしいです。間違っていたらごめんなさい!) に基づいたミラーシステムを試みてきました。今回のコンベンションがアメリカ原住民の地、アルバカーキで開催されると聞いたときから、TIPI(テント)のように見える映像を生み出したいと思ったのがこの万華鏡のアイディアのスタートでした。創造的なアイディアから、万華鏡を設計して具体的な形にするのはご主人のユーリックさん。金属や木材の加工も担当しています。二人で考えた想像上の素敵なアイディアをどうやって実際の万華鏡にするかというすごいことをやっています。奥様のモニカさんはミラーシステムを受け持ち、完ぺきにミラーをカットし組み立てることをめざしています。また色合いに関しても彼女が考え、ホィールやオブジェクトの製作、選択をします。彼らの手持ち型万華鏡のボディーに巻かれている紙はモニカさんの彩色によるものだそうです。二人で協力し合い、少しでも良い万華鏡を作りたいと願い、アメリカでほかの作家さんとの交流を喜んでいらっしゃるご夫妻でした。
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