12月6日~13日まで、千代田区北の丸公園にある科学技術館で、「第10回日本万華鏡大賞公募展」が開かれています。今年もたくさんの公募作品が展示され、豊かなアイディアと万華鏡を楽しむ心がたくさん詰まった作品が揃いました。主催しているのは日本万華鏡倶楽部と科学技術館で、代表の大熊さんを中心に実行委員の方たちのご尽力により、今年10年目を迎えました。現在活躍中の作家さんもここから出発なさり、また今年も出品なさって新しいアイディアに取り組んでいらっしゃいます。日本で、独自の方法で万華鏡の魅力を発信し続けてきたこの活動がずっと続きますよう願っています。
今年のグランプリは北村幸信さんの「ペンタゴン」という作品です。
CDやDVDのディスクをリサイクルして製作した正12面体の万華鏡は、外から見ても虹色の輝きに満ち、また内部を覗く2つの窓から、キラキラと輝く美しい映像が展開します。
光源はLEDで、映像を生み出すのは、スライドして交換できるプレートで、光を受けてキラキラ輝く素材を使っています。
宇宙で最も美しい星、地球をイメージして製作なさった作品です。グランプリおめでとうございます。