時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

箱根神社(元箱根)

2007-09-01 | 神社仏閣

                            平和の鳥居

六国史や延喜式神名帳には見えないが
古代よりの山岳信仰の霊地であったと見られる
『筥根山縁起』によれば
孝昭天皇の時代
聖占仙人が駒ヶ岳を神体山として神仙宮を開いたのに始まり
天平宝字元年(757年)
万巻上人が現在地に里宮を創建して僧・俗・女の三体の神を箱根三所権現として祀ったと伝える
社宝の『箱根権現絵巻』には
天竺斯羅奈(しらな)国・波羅奈国の姫君と王子が日本に来て
箱根三所・伊豆二所両権現となったという伝承が掲載されている



『吾妻鏡』には
石橋山の合戦で敗れた源頼朝を当社の権現別当が助けたとの記事があり
以降
関東の武家の崇敬を受けるようになった
豊臣秀吉の小田原攻めの際に焼失したが
徳川家康が社領200石と社地不入の朱印状を寄せ
社殿を再建した

長らく別当寺の金剛王院東福寺が箱根権現の中核であったが
明治の神仏分離の際に別当は還俗して神職となり
箱根神社に改称した
昭和3年に国幣小社に昇格した

箱根神社元宮:駒が岳山頂にある
摂社:駒形神社 高根神社
末社:九頭竜神社 日吉神社 第六天神社 来宮神社 曾我神社(曾我兄弟) 箱根七福神社
                       
                                出典: フリー百科事典『ウィキペディア』より


          石碑:白猫明神

平和の鳥居の傍に白猫明神という石碑が・・・
それも水中


「明神」とあるから
神様なんだと思います
石碑だけがポツンとたたずんでいるのが
ちょっと不思議な感じです


                                 社殿への階梯

以前トライしたオーラソーマで
「自然の中で寛いだり温泉に入ったりして
心身を十分にリラックスさせましょう
心が柔らかくなると
現実に対する見方が変わってきますよ」
というアドバイスがあったから・・・
という訳ではありませんが

箱根神社には
猛烈に心揺さぶられると申しましょうか
30日31日と連日足を運んでしまったのです
スピリチュアルスポットのひとつらしいです

神社の周辺にある木々のすべてが
神木ではなか
と思われるほど
凛と
そして静かにただずんでいる



何本もの鳥居をくぐり抜けていく
その度に
真摯な気持ちになっていく自分がいる
雑念が消えて
心が‘無’になっていく
錯覚 思い込み
そうかもしれないけど
この風景
このシチュエーションを目の当たりにすれば
対外の日本人は
そこに
神秘 癒し 神の存在を
意識せずにはいられないのでは



霧にが頭上から降り注ぎ
見上げる木々や鳥居が
視界から消えていく
そして
自分自身も周囲と同化していく


こんなチャンスは
あまりないんじゃないかな~



何度も繰り返してますが
31日は
濃霧でした
神社はもとより
この領域全てが霧に包まれ
静かに注ぐ霧に乗って
精霊が舞い降りてくる
そんな瞬間を体験してしまったのですよ


       九頭龍神社  


神門とその奥に社殿


箱根神社元宮鳥居

駒ケ岳山頂にある元宮にも
足を運ぶ予定だったのですが
こちらは
強風のためロープウェイが運休
次回のお楽しみということで
後ろ髪を引かれる感を残し
帰路についたのでありました