魔球
2007-09-04 | 読書
東野圭吾著 講談社文庫
9回裏2死満塁
春の選抜高校野球大会
開陽高校のエース須田武志は
最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた
すべてはこの1球に込められていた……
捕手北岡明は
大会後まもなく
愛犬と共に刺殺体で発見された
野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた
出版社/著者からの内容紹介
東西電気の爆破未遂事件と
高校生の殺人事件・・・
いったいどんな繋がりがあるのか
最後の最後まで
犯人そして事件の真相―が解らなかった~
主人公の須田武志の
ストイックなまでの生き様
「兄貴はいつも一人だった」という弟勇樹の言葉があるのですが
まさに
‘孤高の人’‘一匹狼’
そんなイメージの武志・・・
でも
その内にあるモノは
深い家族愛
武志の背負った運命の重さ
彼のとった行動には
衝撃を受けます
激しさと穏やかさ
一途さ故に選んだ道・・・
それを知ったとき
泣きましたあたくしは
今回も
東野氏にやられました