

妻は言った
「あたしが殺したのよ

湖畔の別荘には
夫の愛人の死体が横たわっていた
四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件
親たちは
子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする
が
事件の周囲には不自然な影が・・・
真相はどこに

そして事件は思わぬ方向に動き出す

大人達が
何故こうも殺人の隠蔽に協力的だったのか
ここまで結束の硬いのには
絶対知られたくない理由があるんだろうけど
それが・・・
あーだとは・・・

社会風刺と言うより
予想される若しくは実際あると思われる
社会現象を実にリアル感を持って
描いているな~と思うわけ
(オーバー

殺人の根底にある動機(心情)が
必ずしも憎悪とか憎しみとか
ダークなモノばかりではない
が
無垢な分だけ
純粋な分だけ
ある意味残酷な展開になってます

‘親の心子知らず&子供の心親知らず’
と言うより
‘親の実情子知り&子供の心理親気づく’
ちょいと切ないお話かも・・・

しかしですね・・・
お受験とそれを取り巻く状況というんでしょうか
親としては
ここまでするんでしょうか

一流大学出ても
ニートになったり
職を転々とする人が多いし
人生の勝ち組になれるとは限らないんだけどね~
どんな手を使ってでも子供をいい学校に入れたい…
と言うのが
親の切実な願い・希望なんでしょうか

あの子供
順調に普通にまともに
育つんでしょうか
あの両親
まともな精神で
子供と接することが出来るんでしょうか
今日
あっちに戻ります

楽しかったヴァケーションが
ここに幕を閉じるのであります
