白熱灯 まぁ 普通「電球」と言いますね この写真は 東京の下宿の照明器具であります
私の実家は街の電気屋さんでした かつての高度成長時代 都市部周辺の住宅供給の主流は団地と文化住宅 その文化住宅の照明の標準装備は 天井に引掛けシーリング それに表面が布のコードにスイッチ付きのソケットでした 写真は実家の倉庫に残っていたものを付けた次第であります
当時 夜なべ仕事で一家そろってこのシンプルな照明器具をせっせと作っていた記憶があります
生産終了 なんだかんだと報道されていますが ノスタルジーだけでなく新しい技術で求められる風合いを表現すれば良い訳ですが そのニーズがどれだけあるのか?
“風合い”とは 使う側の工夫があってのこと 上の写真は携帯カメラですが 普通のカラーでは表現出来ませんでしたのでセピアモードで撮影しました
「電球」という単品で語っても意味が無いと思います 電球~器具~部屋~住人 そのすべてが相まって“風合い”がでるのではないでしょうか
モノよりコトであります
なんとも味わい深いコトです 私にとってはまだまだ現役の“裸電球”であります