橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

EHAGAKI #243≪グレイトフル・デッドに学ぶ≫

2011年12月16日 | EHAGAKI
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ  
<2011-12-16 01:07:05>
 
レコード時代 情報も少なくジャケットを見て慎重に買う 友人からレ
コードを借りテープに録音する 今の様に数秒でコピーが出来る訳もな
く演奏時間中ずっと付きっきりで スイッチのタイミングをとる
コンサートへ行っても内緒で録音したり そのテープをまた借りて仲間
うちで聞いていたり(ずいぶんゆるい時代でした)
そんな学生時代を過ごしていた方も多いのではないかと思います
私の場合 先輩から「これを聞け!これがすべてや!」と言ってあるレ
コードを貸して貰いました

“Old and in the way”

というそのブルーグラスのライブアルバムは

今でも特別な存在であります その中心人物が「ジェリー・ガルシア」
で グレイトフル・デッドというロックバンドのリーダーであります
今回のお題は本の紹介であります

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
価格:¥ 1,785(税込)
著:デイヴィッド・ミーアマン・スコット、ブライアン・ハリガン

翻訳:渡辺由佳里 監修・解説:糸井重里
日経BP社
帯)
「これでよかったのだ。」糸井重里
ビートルズよりストーンズより儲けてしまったバンドの秘密
それはフリーでシェアでラブ&ピースな21世紀のビジネスモデル
 
カバーの裏)
ライブ録音OK!音楽は無料で聞き放題。
それなのに年間5000万ドルも稼ぐ。
40年前からフリーもシェアも実践するヒッピーバンド、
それがグレイトフル・デッド。
 

■ ■

ほぼ日刊イトイ新聞の紹介ページ

1960年代に結成されたロックバンド、グレイトフル・デッド。
彼らの全米コンサートは、さながら「移動する街」のよう。
バンドとともに、大勢のファンと、多くの店、商人が移動する。
そして、コンサートの音楽は録音し放題。海賊版、出放題。
大きなヒット曲はないが、彼らは独自の「市場」をつくった。
そんなグレイトフル・デッドを経営の視点から分析するなんとも
ユニークで現代的なビジネス書が、待望の日本発売。
翻訳は著作『ゆるく、自由に、そして有意義に』でツイッターの
たのしさをいち早く紹介した渡辺由佳里さん。
(渡辺さんはデイヴィッドの奥さんでもあります)
そして装丁は「そぶちゃん」こと、奇才・祖父江慎。
いろんな意味で、いま、手にとるべき一冊。


■ ■ ■

Photo

 

この本のタイトルは変なものです。
グレイトフル・デッド(なんか)に(あのややこしい)マーケティングを学ぶ?

本のまえがきでの糸井重里氏のキックオフの文章です

 

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 
ということで 今回は目次の一部を列記してみました
チャプターごとに LESSON(以下「L」)、CASE(以下「C」)
ACTION(以下「A」)と分かれて構成されています
 
ではグレイトフル・デッドで実際行っていること
では 事例紹介
そしてで行動する上でのポイントが書かれています
 
PART ONE : THE BAND
1.
 他人とは違うビジネスモデルをあみ出す
 ル・ラ・ラはオンラインで高級ブランドを買う場を作り上げた
 自分が戦いやすい土俵をつくる
 
2.
 印象的で忘れられない名前を選ぼう
※「大好き」「大嫌い」「意味が分からない」どう思われるかにせよ
グレイトフル・デッドは人が覚える名前だ。
 ハブスポットとディヴィッド・ミーアマン・スコット
 記憶にのくる印象的な名前をみつけよう
※検索すべし 実際の単語のスペルを少し換える 等
 
3.
 異なる才能がある人を集めよう
 デジタルの女王ジュリア・ロイがCOACHで活躍
 会社のマーケティング部門を見直そう
  ※多様性のあるマーケティングのチームが求められる
  どんな人がいいか?
ブルーグラスでの経験がグレイトフル・デッドのユニークなサウンド作
りに貢献したように
=ソーシャルメディアをつかいこなしている人がいい
グレイトフル・デッドにおけるジャズのような役割
=財務に非常に詳しい分析家も必要だ
グレイトフル・デッドにおけるブルースの役割
ブログやソーシャルメディアで何千人にも発信出来る人なのである
=市場に幅広いコネクションを持つ人がいるのが理想だ
グレイトフル・デットにおけるリズム&ブルース
=最後にそしてそれらのコンテンツをたやすく制作できる人がよい
 
4.
 自分の真の姿を隠そうとするな
※ファンは“偽りのない本物らしさ”に親しみを覚えた
ライブは計算されたものではなく台本なし、だからメンバーはよく失敗
した ファンはそれも含めて楽しんだ
 セールスフォース・ドットコムの失敗と成功
※創業初期に何度か機能停止するアクシデントに見舞われ、新たなサイ
トでシステム状況を24時間表示した
「セキュリティは信頼から始まります。そして信頼は透明性から始まり
ます」このサイトを作ることで信頼を得ることができた
 社員に自由を与えよう
  ※社員にソーシャルメヂアをすすめよう
   親は子供に 自分らしく正直であるように説き 間違いをおかしたら謝
   り信頼を取り戻すよう教えるものである これは最先端のマーケティン
   グにも通用する
 
5.
 常に新しい実験をしよう
  ※ジェリー・ガルシア「毎晩真珠を獲りに潜るのだが、時にはアサリを
獲ってきてしまうこともあった」
 ドロップボックス「素早く学び、何度も学ぶ」
 マーケティング部門で実験をしてみる
 
6.
 最新の技術を積極的に取り入れよう
 アメリカ国防総省も取り入れている新しいメディア技術
 会社のソーシャルメディア用ガイドラインを作ろう
 
7.
 これまでにないカテゴリーを作ってしまえ
 新しい投資家のカテゴリーを作りあげたYコンビネーター
 業界の境界線を書き換えよう
 
PART TWO : THE FANS
8.
 他人と異なる自分でいたい人を狙え
 ファットでハッピーなニュー・ベルジャン醸造会社
 変わり者を育てよう
 
9.
 親密な絆を作る冒険の旅に招待しよう
 バートン・スノーボードの冒険の旅
 マーケティングのメッセージをコントロールしようとするな
  ※一方的なメッセージではなくリンクしシェアする
 
10.
 忠実なファンを大切にしよう
  ※熱心で忠実なファンを最優先する
 バラク・オバマとファンを最優先すること
A 最も忠実なファンに絞った企画をしよう
 
11.
 ファンと直接つながろう
 ハブスポットはウェブサイト・グレーダーで「リーチ」を拡大した
 リーチを増やそう
 
PART THREE : THE BUSINESS
12.
L お客さんに直接販売しよう
 グーグルは広告代理店の必要性をなくした
 お客さんと直接つながろう
 
13.
 コンテンツを無料にすることで「リーチ」を増やそう
  ※よく心配するのは無料でアイデアを提供したらサービスを購入して
   れる動機がなくなってしまうということだ だが事実はその正反対だ
 MySQLはデベロッパーにソースコードを無料で提供している
 得ようと思ったらまず与えなければならない
  ※コンテンツの内容が素晴らしいものであれば 製品やサービスの説明
  ページよりもはるかに多くの人が訪問してくれるはずだ
 
14.
 口コミが広まる工夫をしよう
 なぜマッシャブルのコンテンツは広まるのか
 あなたのコンテンツを広めやすくしよう
 
15.
 無償版を高品質の有料版へアップグレードしてもらおう
 電子書籍リーダーのソフトを無料で与えて専用端末を売る
 無料版を作成しよう
 
16.
 ブランドを厳密に管理しすぎないようにしよう
 グーグルはドゥードゥルで企業イメージを明るくした
 デザイナーたちに自由を与えよう
 
17.
 ライバルを味方にしてしまおう
 アマゾンの世界で最も人気があるアフィリエイトプログラム
 自社の製品やアイディアをまねする者と提携してしまおう
 
18.
 真心をこめて慈善事業を選ぼう
 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ
 自分のコミュニティに恩返しをしよう
 
19.
 本当にやりたいことをしよう
 ビル・ゲイツは自分の人生の主導権を握っている
 今 この瞬間を楽しもう
 
 
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
 
ということでした
 
目次だけですが 気になった方はぜひ本を読んで下さい
多くの気づきがあります
 
「仕事」と「遊び」を反対のモノと思いこんではイケナイという
ことを教えてくれます 
 
「自分の情熱を追えばきっと報われる。」という言葉を意識した次第です
 
ではまた