第一部「激動の世界でどう生きる日本」 田瀬康弘 氏
第二部「クラウド革命とこれからのビジネスチャンス」夏野 剛 氏
というお題でした 田瀬氏は 現状認識とマスコミ批判が中心のお話 夏野氏は 3つの変化についてお話されました
■3つの変化
この14年間の3つの変化について 夏野 剛さんのお話のメモです
◆ビジネス革命
1998年まで 航空券はコールセンターか代理店が売っていました
今 航空券の予約の70%がネットから直接
松井証券がネットトレードを始めたのも1998年
楽天が創業したのこの前年
いままで代理店への営業が大事であったが 今はサイトの使い勝ってやデザインが大事になってきた
営業のやり方が根本から変わった
そこで「組織は変わったか?」
変わっていない組織は賞味期限切れ!
◆検索革命
Google 1998年スタート
暗記する必要なし = 外部脳
企業秘密もなくなった 個人も企業も 情報収集能力に差がなくなった
それによって 情報をオープンにするようになった それが加速
シナジー効果 フィードバックがある 研究開発の在り方が変化した
橋長所感)
そういえば 近頃ブックマークすら使わなくなりました(=検索した方が早い)
3.11 以降 素人でも調べれば 専門知識が入手出来 多くの素人がメルトダウンを予測していた 根拠を示した情報が誰にでも手に入る
教育 年号に意味がなくなった 背景、前後、解釈、文脈が大事
調べることは教育ではない 新卒一括採用 個性を殺す
100人の平均的人間よりも一人のオタクが勝つ時代
◆ソーシャル革命
Facebook 帰ったらとにかく始めて下さい 世界が変わりますよ
ネットを介して人間関係の再構築が出来る
個人の情報発信能力がメディアに追いついた
感情の共振
リアルに集まらないと共振できなかったのが出来るようになった
◆「使う」ということ
この14年間に変わっていないこと見直して見て下さい
変化していない? それは破綻しているんじゃないですか?
この14年間は人類にとってかつてない劇的な変化
IT・クラウドが重要じゃない どう使うかが問題!
信長は鉄砲のテクノロジーを理解した そして従来の「手柄をあげる為に侍が先頭に立っていとのを 足軽の鉄砲隊を前にし 三列ローテーションでロスタイムを無くしたり
新しいテクノロジーの価値を理解し部下をマネジメントした 戦い方を変えてまで新しい戦略・戦術を使った
人間力、見識、人脈、経験を持った人ほどITを使う価値がある単なる道具です
この「ソーシャル革命」については 主に50代半ば以上に対して語られたことでありました
後に検索するとこんなことを書いておられました
「60歳以上は信用するな! 夏野 剛が若者に伝えたい、ワークスタイルの新フォーム」
使ってこそ!ですね
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ということでした
夏野さんのお話で「義憤(ぎふん)」という言葉をあげておられました
混迷している今 たとえば「政治家になりたい」という目標だけではなくその次にどんな文脈をつなぐのか
考えることは山ほどありますが するべきことはシンプルにコツコツとやっていきたい と 愚考する今日この頃です
ではまた