喰想的短編写真私小説「脱法レバー?」 2012年08月04日 | 歩撮 LEICAⅢg, RICOH GR 28mm F2.8, TRI-X 私は湾岸を歩いていた それを散歩と呼ばれるかも知れないが私には一つの確信があった 暑い夏の午後 目的なく歩いている様に装いつつ ある看板の前で立ち止まり 待つ 背中に流れる汗 不意に背後から声がかかる 男は無愛想に 「あるよ!」 と “それ”を受け取った私は ほくそ笑むのをこらえ その場を後にした しかし やはり騙された これは合法的なイミテーション 体に優しいコンニャクであった つづく