Reflections

時のかけらたち

茶道の復習はじめ ・・・ beginning of tea ceremony review

2023-06-23 23:50:09 | my favorite

6月14日

ブランクのある方も安心してお稽古にいらしてくださいとのHPの案内を見て
「初心から学ぶ 茶道表千家」 表千家講師 入江宗祐
に参加することにして、第1回のお稽古がありました。

会場は南青山の東三季の2階の茶室です。としちゃんが時々組紐を習いに行っている場所と同じです。

今まで持っていた袱紗はお抹茶で緑色に染まっている部分があるので、新しく近くの茶道具屋さんで
買いました。

奇麗なオレンジ色でしたが、表千家はオレンジなんですって。真っ赤なのは裏千家と初めて知りました。
袱紗も買いに行くとオレンジのグラデーションで薄いのから濃いものまでありました。なるべくきれいなものを
選んだので少し濃いオレンジです。


南青山のお稽古場に行く道はISSEI MIYAKEストリートですね。いくつかお店がありました。

ヨージ・ヤマモトは以前から気が付いていましたが・・

古民家の2階に茶室があります。




初めてのお稽古はお天気も怪しそうだったので洋服で行きました。

もう一人、新人の生徒さんがいましたので二人で水屋の仕事についてとか、いろいろ初めてのことを
学びました。50年以上たっていますが、水屋の作業も本格的で違いました。先生はお家元に習っている方で
きっちりと教えてくださいます。

写真は撮ることはOKでしたが、アップはNG。それで東三季のHPから1枚茶室の写真を借りました。

小間なので先生も近くに座られて細かく教えていただけます。
早稲田の男性の先生にしなくて良かった・・・

水屋での茶巾の扱いも昔とは違うようですし、袱紗のたたみ方まで忘れていました。
お茶は点てるところだけをさせていただきました。とにかく2時間があっという間に過ぎました。

畳の歩き方やひしゃくの留びしゃく、切りびしゃくとかもう忘れています。
でも何かとても楽しい。一つ一つの動作が楽しいのです。

鮎のお菓子もおいしかったです。写真をアップできないのが残念ですが・・・

何か錆を取る作業のように、昔のことを思い出し、新しいものとして覚えて行くことに喜びを感じます。
もう本当に錆びついているわ~。すべてのことがこうなる年齢です。できるだけ動かしておかないといけません。
頭も体も・・

帰りはいつも一つ裏の通りを歩いて、そこには花屋さんやキルフェボンがあります。
娘お勧めのブルーボトルコーヒーは前回寄りましたが、若者だらけで話し声がすごくて、ちょっと行く気がしない。

大坊珈琲店がビルが建てなおしでなくなり、今度は蔦珈琲店が2月に店主が74歳で亡くなり、5月に閉店が決まったと
ツィッターにありました。いつもコーヒーを入れてくれていた店主です。

私の行き場所がどんどんなくなっていく・・・レ ジュ グルニエはまだあるようだけど・・・

 

お腹もすいたことだし、天馬でカレーを食べて帰りました。スープカレーのお店でしたが、普通のカレーのお店に
なっていました。ここのカレーパンはNo.1だけどね。

 

閉店が決まった蔦珈琲店の写真をインスタから。
残念。


もう一つのボケ防止はボビンレース

今やっているのは今までで一番難しく、糸の織の流れと違う、太い糸を入れて織りあげて行くもので
始まりは相当こんがらかりました。やっと少しはわかってきたところです。少し間を置くと織り始めはたいてい
解くところから始まっています。ちょっと油断すると相手の糸が見つからなかったり、ピンを打ち忘れたり
もういろいろなことをしています。正しくないと前に進めません。

ピンを打つところから糸の流れを書く道の練習もしました。
色によって織り方が違います。

今度はレースの襟を作ってみたいと夢は膨らみます。
地下においてある織機のことも気になる私ではありますが・・・

繰り返しやることで定着していくのはベルカントでもイタリア語でもみんな同じ・・
わかって行くことの歓びはありますね。

天気の悪い日に一日中家にいてボビンをやっていると、うつうつとしてきちゃうことも
ありますが、基本手で物を作るのは好きなので、気持ちをうまくコントロールして・・

パーッとカメラ片手に出かけて緑の木陰の中で風に吹かれるのも気持ちが落ち着きます。
音楽を聴いたり、自然の中に溶け込んでいる時は自分を取り戻すいい時間です。

 

June 14  2023   Minami-Aoyama

 

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サークル活動 ・・・ club activities

2023-02-19 23:57:06 | my favorite

サークル活動の体験が来週に迫りました。

2月25日に体験があるのでその時に練習する「私のお父様」を特訓。

体験のちらしをちゃんと見たら、なんとボビンレースの写真が入っていたのですね。

 ← 興味のある方はどうぞ

 

それよりも3月にある九段フェスティバルで歌う「コメ・プリマ」と「スマイル」(イタリア語バージョン)が
問題で、家でもボビンレースをやりながら、そして時に集中してスマホでの録音を聞きながら練習しています。

でもまさにイタリア語の問題で、言葉ができないと歌えないのです。言葉と音楽がこんなに密接だったなんて。

先生の指導を録音したので聞いていると何回聴いても笑っちゃうのですが、何回も聞いているとおっしゃっていることが
中に入ってきます。

土曜日は月2回のレッスンがある日でした。
思いっきり歌えて気持ちがよかったです。腹式呼吸歌う練習。大変な運動です。
そして最終的にはテクニックでなく気持ちがないと歌えないということ。

 

木曜日にはボビンレースのレッスン。

家で断続レースが行き詰まり、トーションの自主練をしました。
イギリス人の動画があったので、説明を聞きながら動画で何とかやり終えました。パターン練習で
いろいろなスパイダーもあります。最後に仕上げる時にスタートでのマジック・スレッドの仕方を
間違えていたことに気が付き、もうさんざん・・ いろいろなやり方があることも知りました。

 

 

 

断続レースでは糸の渡し方がわかり、先に進めることができました。

 

少し前になりますが、月曜日だったか表参道のとみひろにおそらく1年以上ぶりに行きました。
江戸小紋の小林義一さんの作品展とはぎれを使った帯留のワークショップの案内があったからです。

私が撰んだ柄と色です。最初菊かと思ったら、若松でした。
ブルーが欲しかったので、深い緑と迷いましたがこちらの色にしました。
後から来た方は大根おろしと大根の柄で楽しい感じでした。

店長とも久しぶりにお会いすることができました。

 

Feb.13 ,  16   & 18     2023

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センブリがいっぱい 東京薬科大学植物園 -1 ・・・ Medical plant garden of TUPLS -1

2022-11-11 21:52:07 | my favorite

11月1日

今はキッコウハグマがたくさん咲いているという東京薬科大の植物園に偵察に行ってきたのが10日前。
花友達のUさんに誘っていただきました。高尾山では一丁平の先まで行かなかったのであまりたくさん咲いているのは
見られなかったものです。

 

 

 

 

 

ヒキオコシは想像していたのより、ずっと大きな植物でした。草というより木のように。

 

チョウセンアサガオ

ヨウシュチョウセンアサガオ

タンジン

 

ハナトリカブト

 

 

 

クロバナヒキオコシ

 

 

 

キツネノマゴもこんなに集まって咲いているとかわいいね。


カエンダケ

 

キバナアキギリ

キヅタ

 

 

アズマレイジンソウが残っていてくれました。

 

 

上の方に上がっていくと、もうセンブリだらけです。
かわいい花をたくさん見せてもらいました。

 

 

 

 

 

高尾山の一丁平まで行かなくても、薬科大学の丘陵の中でたくさん見ることができるので
嬉しいですね。一丁平まで歩くのはそれも楽しいのですけれど無理に思える時はこちらで
楽しむことができます。

Nov.1 2022  Medical Plant Garden, Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences

 

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キッコウハグマ日和 ・・・a perfect day for Kikkohaguma (Ainsliaea apiculata)

2022-11-08 23:56:45 | my favorite

去年見ることができなかった高尾山のキッコウハグマは今年見たい花の一つでした。
週末の奈良・京都の前に行けるとすれば、昨日か今日しかなく、今日やっと思い切って出かけました。
ヨガは別の日にすることにして・・

きっと花が咲く期間はそれほど長くはないと思うので、今日の状態を少しだけ載せておくことにしました。
高尾山の一日をさっとピックアップしてみました。

ケーブルを降りてすぐチラホラとキッコウハグマを見つけることができました。
ほんとうに小さくて花は1㎝もありません。初めて見る花です。

3つの小花が集まって一つの花になっています。
花弁のカールとピンク色のしべがなんともかわいいです。

キク科 モミジハグマ属

高尾山の紅葉は始まったばかり・・・

ラッキーなことにコゲラちゃんが近くで木の実をまるでメジロのように
逆さになってつついていました。

 

同じく見たかったタカオヒコダイにも通行止めが解除された道でやっと見ることができました。
もう終わりですね。

 

 

 

オクモミジバハグマ。
カシワバハグマはもう終わっていました。

 

紅葉が見れる静かな場所で詰めてきたサラダでランチ。

 

コーヤボーキ

 

 

リンドウ 一輪だけみつかりました。

アズマヤマアザミ

 

 

 

 

 

 

 

キジョラン。葉っぱの後ろにアサギマダラが卵を産んで、孵化した幼虫はキジョランの葉を
食べて成長します。

この幼虫を追っかけしている80代の山ガールに会いました。途中からそれぞれ3号路で出会った
80代の山が好きな女性とご一緒させてもらいました。とても元気でうらやましいと思いましたが、
一人の方は心筋梗塞で危ない目にあって、体重を10㎏減量して健康登山と花巡りをしているとのこと。
20kmくらい歩けるわよとすごく元気。姿勢もよくうらやましい限りです。

 

花が三つに分かれているのがわかりやすい写真が撮れていました。

 

キジョランの実も教えてもらいました。これがはじけるのを見たいと高尾山通いをしているとか。

キッコウハグマは花が咲かない閉鎖花が多いとのことで、こんなにたくさん花が咲いていて
嬉しいかぎりです。

帰りのケーブルでも前に座った方がやっぱり80代で、まるで60代くらいにしか見えないのですが、
体力が落ち、重たいカメラは持てなくなりましたと話されていました。

自然が好きなシニアの方たちは不思議なことにまるで少女のように思えてしまいます。
あんな80代になれたらすてきだな~と思いました。そこまで生きていればのことですが・・

 

Nov. 8 2022  Mt.Takao

 

 

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手作りの世界へ  ・・・ nice handcraft

2022-09-18 23:53:33 | my favorite

9月15日

まわり中、同じような新しい家が建つ中、まったく別の世界のようにたたずんでいるのがT高校の大先輩で
こども園で定年後仕事をしていた時に同僚たったYさんのつながりで知ったKさんのお宅です。
Kさんは音楽関係のお仕事を続けられていた方ですが、布を使って素敵なクラフトを作られて、今回は
お返し用に使いたかったので思い切って一人でお邪魔させていただくことにしました。
YさんもT高校で繋がっている不思議なご縁ですが、彼女は仕事と自分の病院通い、高齢のお母さんの骨折
などで一緒に行くことができませんでした。

前回お邪魔したのは2017年、5年も経っていたのですね。

見覚えのあるアプローチ・・・
このあたりは私が結婚した当初住んでいたところに近く、子供を遊びに連れて行った公園もあり
なつかしい場所です。

 

体調を崩されているというので、なかなかお会いできなかったのですが、今いろいろ整理中でした。
50年たったという家はそこだけスポットライトが当たったように素敵でした。

 

 

灯りも大好きなKさん。少しつけてもらったら素敵でした。もっともっとたくさんの照明が部屋にありました。
そこで明かりをつけて音楽を聴くのがお好きとのことで音楽の話では盛り上がりました。東芝EMIにお勤めしていたことを
思い出しました。

私がチェロのハウザーを今度聴きに行くと話すと、彼はデュ・プレとヨーヨーマが好きということでした。

Kさんも子供の頃父親の持っていたレコードを聴いたことがクラシック音楽に興味を持ったきっかけだった話していらっしゃいました。

私が今回自分用としてほしかったのは、コンサートのチケットばさみと高齢者用の健康保険証入れ。
コンサートのチケット入れは、前回国際フォーラムの時に入り口が混んでいて、バックの中のチケットをあわてて
出して中に入ったのですが、なんと違うチケットで中に入ってしまっていました。それももう済んだコンサートのでです。
今はチケットはコンビニで打ち出して、どのコンサートでも同じタイプで見分けがつきません。半券がすでに切ってあったのに
多くの人で混雑する入り口では、もう切ってありますねで通ってしまったのです。終わったコンサートのチケットもバックに
入っていたのがいけなかったのですが、ちゃんと準備もするようにチケットばさみが欲しかったのです。

ほとんどが古い和服の布で作ったもので、中にはアメリカのコットンやイギリスのものもありました。
私はこういうものが大好きなのでたくさん買ってしまいました。海外に送るのにも封筒でかんたんに送れるのでいいかなと
思ったり。

Kさんと話していたら、もう今はペーパーレスの時代なので、こういうものが必要でなくなってくる時代なのだと語って
おられました。私は文房具、雑貨が大好きなので、すぐノートとか買ってしまうのですが。チケットもチケットレスの時代に
なって行くだろうし・・音楽も聴き方が変わってきています。スマホひとつあれば事足りる時代です。アルバムとしてでは
なく1曲ずつダウンロードしたり・・ 音質もあまり求めていません。彼が作っているケースは通帳入れとかカード入れや
お札入れなどで、通帳などもなくなって行くもの・・すべてがペーパーレスになって行くだろう運命です。そういう流れ
だからこそ大切にしたいクラフトです。

Kさんは携帯電話もお持ちにならないとのことでした。

今回いただいてきた数々・・・ 見ているだけで楽しくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日はボビンレースの日だったので出かけるまで少しやったりしていました。

 

翌日のボビンレースのレッスンで断続レースのわからないところをお聞きしました。

帰ってから頭の中にあふれて流れている音楽は何かと探していたのですが、エルガーのニムロッドかシベリウスのシンフォニー
かと思ってYouTubeで聴いていたら、どうやらシベリウスの2番の4楽章のようでした。
あの広がりのある曲。最近聴いたのはチャイコフスキーやドヴォルザークのシンフォニーだったので、その辺やラフマニノフ、
ブラームスまで聴いていると曲の構成も見えてくるようないつもと違う聴き方をしてしまいました。

 

Jean Sibelius - Symphony No. 2 in D major, Op. 43 (Orchestre de Paris, Paavo Järvi)

4楽章フィナーレのメロディーだったのですね。

 

Sep. 15  2022  Suginami

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雨の三菱一号館美術館 ・・・ Mitsubishi Ichibannkan Museum on rainy day

2022-05-14 23:53:37 | my favorite

昨日行った三菱一号館美術館は私の好きな美術館の一つです。規模感がちょうどいいし赤煉瓦の建物も
すてきです。久しぶりに上野リチ展で行くことができました。雨でも地下を通って行けば no problem。

 

 

冷たい雨の金曜日

 

 

ここにもベニバナトチノキ(マロニエ)があったのですが、色が出ていません。

 

 

 

 

 

 

おなかがすいたので、入れたお店に入って・・
見るのに2時間近くかかったのでのども乾き、その色彩と形の世界に
頭と心はあふれていました。
ロブションのランチガレット。皮がパリパリでした。
井の頭公園の奥にある森のガレット屋さんの方が好きかな・・

 

三菱一号館美術館はジョサイア・コンドルの設計の建築の復元だそうです。
このお庭も素敵です。

May 13  2022   Marunouchi

 

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活動再開 ・・・ restarting my activity

2022-05-13 22:25:47 | my favorite

ヨガ、そしてボビンレースが再開されています。

ヨガはH先生のは少し筋肉を使うので、やった後は筋肉珍しく痛です。以前は筋肉痛は
起きなかったけれど・・
Y先生はストレッチがじっくり効くヨガで少し高齢者向きかしら・・
この先生のヨガが今まで教わったことがないアプローチなので、スタジオが閉鎖になる
7月以降は少し遠くなるけれど世田谷の公民館まで先生のヨガを習いに行く予定です。

 

5月6日のレッスンの帰り道。久々で疲れました。

九段からバスで帰ってお滝橋で降りて神田川沿いを歩いて

讃岐屋さんで休憩。中のイートインスペースがもう閉まっていた時間なので外のベンチで休憩
したら、なんと杏みつまめにアイスクリームをトッピングのサービス。それにおまけで味見用
の和菓子がついてきました。

 


(その翌日ヨガの帰りに見た諏訪神社のこいのぼり)

ボビンレースもリハビリしながら戻りました。少しやらないと忘れてしまい、?の連続でした。
わかったと思ってもまた道を失う連続で私にとっては脳トレです。パズルのように進めて行く
レースは面白さもありますが、苦しいことも多く、クリアした時の喜びは格別です。なんでも
簡単にできてしまえば達成感もなくおもしろくもありませんよね。図面通りにやれば
いいだけなのに、時々離してみると間違えを発見して何回もやり直しては進めています。
いつかこれを乗り越えることができるのか、パターンごとに繰り返すのか・・ 

 

5月10日のレッスンでは次の糸をかけるため、最後は先生が猛スピードで仕上げてくださいました。そして始まりと
終わりをつなげるソーイングをしてやっとクッションから外せます。先生が織るとボビンの音も軽やかです。

明日は1か月間が空いてしまいましたが、ベルカントのレッスンに出かけます。新しい曲が楽しみです。

 

May 7,  10   2022

 

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フェアアイルからボビンレースへ ・・・ from Fair isle knitting to bobbin lace

2021-12-21 23:56:49 | my favorite

自由学園明日館で習っていたフェアアイルニッティング。2019年の10月末から半年コースに参加したものの、コロナで最後の1回の
教室が1年以上後に再開。そこで遅れていた私は今後の方針を決めて、先生のサロンに通って仕上げることにしました。
何回か通ってやっとスティークをかがるところまできて、あとは自分で家でやることにしたのですが、夏が来て中断。
ボビンレースと縁があり、九段の生涯学習館で始めたこともあり、これからは編み物にさく時間がないので、早く
仕上げようとかがりまでは済ませていました。最後の糸の始末をしようとし始めたら、なんと最初の頃はおみくじ結びがわからず
はた結びをしてほどけないようにしていました。2段ごとくらいに色替えする糸を結んでいますが、これを全部ほどいて
結びなおし、針で編み目に巻き付けて終了。そのあと自分の大きさになるように洗濯をした後軽く縮絨させて、自分のサイズの
型紙を挟んで成形して乾かします。

 

まだつないだ糸の結び直しや、最後の縮絨がすんでいませんが、着てみたら着ることができて
良かったです。ネットでは本を見てその通りに作ったけれど頭が入らなかったとか苦情が出ていました。
頭が入らないと大変と思い最後のゴム編みを緩く作ったのが幸いしたようです。毛糸が二重に入っているので
とても暖かいです。なんと裏糸の始末をして、仕上げないと・・・最初は模様も浮き立たずひどい出来ですが
苦労した大切な作品です。

フェアアイルの教室は後期だけの開催で、しかもコロナでまる2年間が空き、教室が再開されても、新規の申込者が優先という
ことで教室を続けることができませんでした。一応入門だけで終わった感じです。

今度は偶然ベルカントを習っている九段の生涯学習館での体験募集のポスターを見て、若いころ東京国立近代美術館工芸館*で見たベルギー
レースを試してみることにしました。とてもできないかと思っていましたが、ハズキルーぺもあり、先生の叱咤激励で2か月やり続ける
ことができました。不器用な私ですが、何か手で作ることをやりたくなってしまうのです。

*竹橋にあった国立近代美術館工芸館、素敵な建物だったのに金沢に移築されたことを知り、びっくりしました。残念。

 

 *

 

こちらはスパイダーの練習作品。ボビン26本を使ってピンで止めながら織っていきます。

 

 *

今日出来上がり、これからはこんがらがって中断した、ひし形の練習です。

 

 

 

今日の夕日も美しかったです。

 

主人の好きだったミーシャの歌をたまたまTVでやっていたのを流しながら・・

 

Dec. 21  2021

 

*ボビンレースの作品は著作権の問題のためアンティーク・レースなどに差し替えました。

 

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日本文化の奥深さに触れる茶の湯 ・・・ touching Japanese culture by tea celemony

2021-12-12 23:58:56 | my favorite

12月7日

念願の星岡のミニ茶事と講習会に出席しました。ボビンの練習日をずらしての決断でした。
2カ月に1回しか開催されず、今年の目標だったお茶に一度くらいは参加したくて、炉の時期に
合わせました。

その日は曇っていて雨の天気予報だったので和服を着る気があまりしていなかったので、洋服にしました。
参加者は7名で和服の方が3名でした。講義が10時からありましたが、いつも日本料理講習会のときに
お食事をいただく和室に炉が切ってあり、お釜がかかっていました。あの湯が沸く音が好きです。
先生は星岡を主宰している井関脩智さんです。ぶ厚いノートを持っていらして、日本文化の話がつきません。

最初は「南部めくら暦」の説明から。謎解きのような令和4年の暦。文字が読めない人のために作られた
事から始まっためくら暦は今ではかえって難しく感じます。まるで謎解き問題のようです。

暦は統計学というけれど、農業や占星術、易などいろいろ関係していますよね。いろいろな暦もありますが、
あまりこだわらないのが私です。方向とか風水についても・・

 

次は掛け軸の十牛図について。十牛図を初めて聞いたので、帰ってから調べました。

『十牛図』とは、逃げ出した牛を探し求める牧人の様子を、段階的に描いた十枚の絵です。十枚の絵には詩が添えられています。
読み方は「じゅうぎゅうず」です。

「牛」は「ほんとうの自分」の象徴で、牛を探し求める牧人は「真の自己を究明する自分」をたとえたものです。「十牛図」とは、
俗世間の生活の中で自分を見失い、ほんとうの自分を探しに旅に出る若者の物語です。

「自分とは何か」を探し求める旅の物語絵は、禅の悟りにいたる道筋を表しています。

 

十牛図は禅の教科書のようなものです。

『十牛図』とは、中国・北宋時代の禅師、廓庵(かくあん)が創作した入門書です。禅の精神を学ぶための入門書として
古くから重要視され、廓庵にならっていくつかの図が描かれました。

日本においては室町時代の画僧「周文(しゅうぶん)」が描いたと伝えられる十牛図が相国寺(しょうこくじ)に伝わって
いるとのことで、掛け軸の図は第6図の「騎牛帰家」(きぎゅうきけ)で、牛に乗って家に帰る図です。

書かれている言葉は 柳緑花紅 
  柳は緑、花は紅 は自然のままにという意味です。

十牛図にも第8図 空白となる「人牛俱忘」(じんぎゅうぐぼう)の後に第9図 本源に還る「返本還源」(へんぽんかんげん)
という図があります。

空の世界に自然が戻りました。牧人に根本的な変革が起こり、本源にたどり着いたことを表しています。牧人(人間)の本源とは、
自然のように清浄で美しいということです。

 

説明のまとめは以下のようになっていました。

自分の人生はこのままでよいのだろうか、自分のしたいことがよくわからない、自分に自信がなくて周りの人と比べてばかりいる、など、
社会の中で生きているとさまざまな苦しみが生まれます。

禅では、偽りの自分をほんとうの自分だと思い込んでいることから、苦しみが生じると考えます。道元禅師は『正法眼蔵』において、
「仏道をならふといふは、自己をならふ也」と述べています。

苦しみ、つまり煩悩を滅して悟りの境地に達するには、真の自分に向き合うことが大切だと『十牛図』は教えています。悟りの境地というと
構えてしまいますが、まずは自分の心に分け入る旅に出るきっかけをつかむことが、大切かもしれません。

 

この掛け軸から宇宙の世界が広がっていきます。「正法眼蔵」は立教大学の哲学の加藤武先生から読むべき本ということであげられていて、
いつか読みたいと思っている本ですが、解説書を読んだりして、なかなかそのものに近づけない本です。加藤先生とは万葉集の読書会をしていた
学生時代です。ラテン語の勉強も進められたりハードル高かったです。

掛け軸一つで大きな世界につながっていきます。

日本の文化の奥深さを感じる話ばかりですが、日本の古典の最高峰としてはやはり「源氏物語」をあげられていました。
戦国の武将たちも光秀や信長も読んでいたとのことです。男性にとってもこれは常識だったのでしょうね。
私は教科書に載っていたところしか知らず、ほかの話を聞いても単なるラブ・ロマンスにしか思えず、最後には無常感が
漂うこの大作にあまり興味がなかったのですが、その世界がその後の日本文化に与えた影響力はすごいものでした。
職場のOB会を京都でやったときに先輩が原文で全部読んだと話していてすごいと思ったことがありました。

源氏物語の魅力を探る(1)日本文学の形成に深く影響を与えた日本文学の最高峰

少しだけ源氏物語に興味を持ちました。長編というのがね…大変  結構描写も素晴らしいらしい・・

お話はいろいろな方向に飛びましたが、お茶の歴史などについてもよく研究されていていろいろな人の文献をつないで
はなされていました。いろいろな知識を横につなぐ人。そういう人が必要ですね。またゴースト・ライターがいることはよくある話
ということでした。

井関さんはNHKの大河ドラマなどで茶道などについて指導されていますが、今やっている大河ドラマで徳川慶喜がお茶を立てるシーンでは
問い合わせが予想どおり来たそうです。慶喜は水戸石州流なので茶筅の扱いが独特だそうです。

他には熊川バレエのプリンシパルがお茶を習いに来ていて、もう少しでお名前をもらうところらしいという話も興味深かったです。

全体的に、特に暦など難しかったですが、奥深い文化に少し触れることができました。

 

講義の後で、ミニ茶事がありました。井関さんがお茶をたててくださいます。
お湯が沸き、お香が香りたち、床の間も変わっていました。同じ部屋ですが、新しい空間になりました。

 

 

 

懐石は

お赤飯に八丁味噌がかけてあるもの  香の物  かますの南蛮漬け 日本酒

野菜の炊き合わせ  鮭の西京漬け(菊花かぶ)  はやとうりの酢の物

湯桶 香の物

 

 

主菓子は椿餅

お干菓子は栗のお菓子と、末富の「うすべに」だったかな?

 

お湯の音が本当に好きで、お茶を習っていたころを思い出します。
茶懐石は習っていたお料理と同じようなものが出ましたが、本当においしかったです。
そしてそれはお茶を引き立たせるものであるということがよくわかります。

初めての暖かいお赤飯に味噌汁をかけたものは体が温まりおいしかったです。

井関さんのお濃茶とてもおいしくて、久しぶりの濃茶でした。

終わった後でお道具などの説明をうかがいました。

最後に果物でもということでりんごを出してくださいました。

 

お茶事の方は写真を撮るのはOKでしたが、載せるのはどうかなと思い載せていません。

 

 

洋服で参加。

 

家に帰ってからもお薄を点てていただきました。

 

椿餅は売り切れていたので、麩饅頭を阿佐ヶ谷「鉢の木」で買って帰りました。

 

明子さんが紡いで織ったマフラーをさっそく巻いて出かけました。

 

やさしい風合いと色の短いマフラーは重宝しそうです。やわらかいのであまりしては
いけないような・・・大事にしないと・・・

自分で織ったマフラーはたくさんあるのですが、私が作れなかったタイプです。

 

 

 

初めての茶事でしたが、コロナの影響で懐石はすべて一人ずつ別々に
なっていました。

今度柿傳の茶懐石だけのマナー教室に行ってみたいと思いました。

 

Dec.7  2021   Asagaya

 

追記)

お茶事でアルバトロスさんをブログで見た方がいらしていました。お話をしていたら、もしかしてアルバトロスさんの
ところで見かけた方ですか?って。アルさんはやっぱりインパクトが強いですね。

 

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武相荘・秋 ・・・・ Buaiso in Autumn

2021-12-05 12:56:47 | my favorite

11月26日の武相荘を一眼レフで・・

スマホ写真は小春日和の武相荘でに載せています
一眼レフでも結構たくさん撮ってしまっていましたが、写真としてはやっぱり
こちらの方がいいかな・・・ 

武相荘は四季折々行ってみたい場所になりました。

 

 

 

 

 

 

 

ピカソも合っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏山がもっと広いのかと思いましたが、ほんの少しあるだけでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

このひだまりのベンチでしばらくお話をしていましたが、暑くなってガレージに移動しました。

 

 

 

ガレージの下に歩道があり、裏山へと続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ってから家から見た富士山。

 

Nov. 26  2021  Buaiso、Tsurukawa

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