(株)カプロラクタム-blog

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記録と記憶

2012年03月12日 | 時事
【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第154回 我が子が可愛いならFacebookは止めろ「さらしは0.2」
記憶は忘れたり美化されたり(笑)するものですが、記録は永久に残りますからね。

先日も、何故か大学のゼミのOB一覧を作る羽目になってしまい、過去のHPを記録しているところから年代別に色々と拾ってきて何とか10数年分をコンプリートしたばかりです。掲示板やチャットができはじめの頃は、書いた文章は自然に流れていき、最後には消えてしまうものというのが当たり前でした。しかしこういうブログなどは、最初の記事から最新の記事まで一切消去されず残っているわけです。流石に8年もやっていると「記憶」が曖昧になり、同じようなネタを過去に書いていたということもあり、検索してみて「記録」を辿ることになるのですけど、もし我が子の成長の足跡を記してあるものなどは、悪用されると書いた親や本人以上にその子に対して「詳しく」なることも可能なわけです。

mixiやfacebookなど、実名登録が基本のサイトも多く、多くの人が個人情報を垂れ流しにしているのが現状です。自分は一応匿名でやっているつもりになっていますが、知っている人が見れば分かるでしょうし、それほど近くなくても特徴的なキーワードからある程度絞ることも可能でしょう。現に職業柄、いくつかの小学生のブログから本校児童のものを特定したこともあります。そうした記録が一生消えないとすると、やはり情報を発信する段階で、しっかりと考えないといけないと言うことですな。

学校のブログも「○年生」カテゴリにそろそろ過去数年分たまってきたわけですが、いつまでも公開しておくのも考え物かもしれませんね。