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尖閣と竹島

2012年08月14日 | 時事
香港団体 尖閣へ出航 当局の警告振り切る
李大統領が竹島訪問 日韓関係の悪化は必至
終戦記念日を前に、日本の領土である2島で激しい動きを見せていますね。

尖閣諸島については、戦争前後も含めこれまで領土問題として扱われてきていなかったのに、あの近海に石油やら天然ガスやらレアメタルやらが眠っていると分かった途端に中国や台湾が領有権を主張し始めたわけです。ただし、中国は現在、国際的な関係を非常に気にしていますから、自国側に理がないことは百も承知の上で言っている気配も感じ取れます。現に、以前漁船衝突事件で船長を逮捕した時は、レアメタルの輸出を規制したり日本人数名を別件逮捕して死刑をちらつかせたりして圧力をかけてきましたが、あくまで「時期が重なっただけ」というスタンスであり、明らかにそうであったとしても領土問題に対する報復措置であるとは一言も名言しませんでした。今回の件も、活動家の個人的な思想による問題であると上手に看板を建てた上で行動してきており、日本としても上陸すれば逮捕はするでしょうが、おそらく強制送還で済ますのではないかと思います。今回は物損被害がないわけなので、船長逮捕の時の様な弱腰外交なのではなく、れっきとした大人の対応であると言えるでしょう。

竹島については以前にも経緯を考察しましたが、約60年前に韓国が不法占拠を謀った際、そこに住んでいた日本人を全て虐殺したとの事です。これがきっかけで戦争が起きてもおかしくないほどの、完全なる侵略。しかも本当に謝罪すべきはあちらなのに、居直り強盗のような対応を国のトップが率先して行っているわけです。この尖閣と竹島の対応の違いは、それぞれの国の人間的文明的な成熟度にも起因しますが、一番は「実行統治の有無」が大きいと思います。例えば日本人が同じように個人の意思で自国領土である尖閣や竹島に渡った場合、前者は何ともないでしょうけど、後者では必ず逮捕されてしまうということです。そしてもしそうなった際、あの国に大人の対応ができるとは思えないのが一番の問題です。
そしてもう一つ、テレビ映像でやたら竹島にできた韓国旗や「韓国領」の石碑を映す日本のマスメディアの体制にも、我々は気をつけなければいけません。いかにも「我が国土にあんなものを作らせて許せない」というように報道しているように見えますが、視覚から入る情報は言葉よりも直接脳に届きますから、あの映像を見て、難しい解説など分からない子ども達が「竹島には韓国のものがいっぱいあるけど、本当に日本の領土なの?」と少しでも疑問を持たせてしまってはアウトなのです。分かってやっているのかどうかは分かりませんが、やたらと韓流をごり押ししてくる番組ほどあの映像を多用して解説している気がするので、非常に危惧しています。

一番の根拠となるはずの古地図や史実を書き換えてまで嘘を通そうとし、指摘されると居直ったり論点をずらして誤魔化そうとする国であるということは、今回の五輪での対応でも随所で見え隠れしていましたが、世界中が「ちょっと変な国だな」という認識をもっている今こそ、日本は金で動くメディアに惑わされずに、堂々たる大人の態度で、しっかりと世界に向けて主張を発信しなければいけないと思います。

「みんなで日本の領土である竹島まで泳ごうツアー」が実現できる日に向けて、この夏はもう一回ぐらい泳ぎに行きたいなあ(笑)