学校もてんやわんやでしたが、主婦はこちらでも大騒動の模様です。
マスクが足りないという話は確かに需要が増えているのである意味仕方がないと思いますが、トイレットペーパー・ティッシュペーパーは全く関連がなく、どうやら「中国の工場が止まって原料が輸入できない」というようなデマが拡散したことが原因のようです。もちろんこれらは全くのでたらめであり、どちらもしっかり日本で作っていて十分な在庫はあるわけですが、どうやらデマに反応してかいだめに走った人がいたらしいことと、品薄になることを見越して大量に買い占め転売しようとしている連中がいたらしいということで、本当に店頭から消えてしまった模様です。
どんな商品もそうですけど、足りなくなったものを発注し、作ってもらい運んでもらい再び店に並べるというサイクルは、ある程度在庫があることで成り立っています。ところが在庫の分も完全に売切れてしまうと、次に来るまでにタイムラグが生じ、生産者も輸送に携わる人も余計に忙しくなってしまうのですね。よく売れすぎて生産中止みたいなことも起こりますが、理性的な生産→流通→消費のサイクルが取れないと、本当に必要な人にいきわたらない事態が起きてしまうわけです。
特に気をつけないといけないのはマスコミでしょう。視覚情報というのはとても印象が強いですから、口でいくら落ち着いて行動してくださいといっても、実際に空の棚を映してしまっては「本当にないのだな。」という謝った情報を伝えることになりかねません。ここは生産工場に取材に行き、「これだけあるので大丈夫です」と示すのが正解だと思います。
転売に関しても、誰も買わなければ自然に価格は安くなるでしょう。要は煽りにのってはいけないということですな。どうせ自宅にある程度ストックはあるわけですからね。