(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

かつお節解禁

2015年02月13日 | 時事
カツオ節とフグ、EU特例で輸入へ…伊政府容認
日本のダシ文化の要とも言えるかつお節、今までEU圏には輸出禁止だったのですね。

あちらはハーブや香辛料で上から盛る食文化ですが、旨みの発見国である日本のダシは言わば下から支える食文化だと言えるでしょう。世界中の料理を柔軟に取り入れ、その両方を器用に使いこなし昇華させていく日本食は今や世界で一番だと言えるかもしれませんが、それをヨーロッパで表現しようとしても、肝心のカツオ節が手に入らないのでは日本食の本来の力が発揮できません。カツオ自体はヨーロッパでも獲れるでしょうけど、燻製品はそれなりの設備がいるでしょうし、その軽さからも輸出には有利なので、現地で作るよりも日本の製品を運び入れた方がはるかに効率的です。今年イタリアで開催される万博は食がテーマらしいので、何とかこの機会に解禁に結び付けようと努力していた結果が実った模様です。

そもそもなぜ輸入禁止だったかというと、どうも燻す際に出る物質「ベンゾピレン」に発がん性があるのだとか。それを言われたら日本で使っているカツオ節もダメだということになってしまいますが、こういうのはおそらく量の問題で、おそらく少量をふりかけたり、茹でて取り出すような通常の使い方には特に問題はないのでしょう。ただ、食材として輸出する以上、毒性は看過できないということだったようです。フグなら流石に分かりますけど、ちょっと神経質すぎる気がしますね。

この機会にしっかり和食をアピールできると良いですな。

イスラム教徒射殺事件?

2015年02月12日 | 時事
イスラム教徒3人射殺される=米南部
間違ってはいないのでしょうけど、何かこのタイトル悪意がありますね。

動機もまだはっきりしていませんが、もし駐車場トラブルであれば、別にイスラムは関係ないわけです。しかしタイミング的にイスラム国がアメリカ人の人質を殺害した直後だったので、このタイトルを見て「アメリカでイスラムに対し個人的な報復が始まったのか」と思ってしまいました。以前あった黒人射殺事件の時と同様の世論誘導が見え隠れします。

日本で事件の名前をつける時には、一番多いのが地名、次に来るのが凶器名や殺害方法などでしょうか。しかし、例えばその地域に住んでいる人にとっては事件が報道される度に地元名が連呼され、マスコミや野次馬も徘徊し出しますし、事件が解決した後も非常に危険な場所だという誤った認識が生まれてしまう危険性もあります。いわゆる風評被害というやつですね。事件を的確に表す言葉を選ぶのは意外に難しいものです。逆に、意図的に印象付けようとすれば、今回のようにキーワードを盛り込むことで簡単にできてしまうのです。イスラムなら宗教、黒人なら人種、ジャーナリストなら報道の自由、女性ならジェンダー、子どもなら虐待、老人なら介護、障がい者なら福祉など、事件をどの問題に結びつけたいかによってタイトルの取り上げ方が変わってくるでしょう。中には何でも反政府に結びつける新聞もありますが・・・ただの特徴のつもりだとしても、視聴者は「敢えて取り上げられたのだから何か問題があるのだな」という受け止め方をしますからね。被害者がもしイスラム教徒で黒人で女性で子どもで障がい者だったらどうするのでしょうか(笑)
「最近は若者の凶悪事件が増えてきている」と言われますが、実は50年前の3分の1になっていますし、一度に殺害される人数も減ってきています。もっと身近に言えば、「切れる子はゲームをよくしている」という論調も、調査で9割の子が何らかのゲームをしていることが分かっており、「切れる子は朝食にパンを食べる」と同じくらい意味のない主張です。漫画やアニメだって、子どもなら大抵見ていておかしくありませんし、関連付けること自体に大人の穿った思惑が見え隠れしています。ゲームもアニメもマンガもない国で育った子は犯罪をしないでしょうか?むしろそういう所の方が不満の捌け口を犯罪に求めませんかね・・・「○○は~」というカテゴリーは、必ずしも同じ性質をもっている人の集合だとは限りませんし、単なる便宜上のものに過ぎません。双子だって性格は完全に同一ではありませんからね。また間違いでなくとも、「水を飲む人は200年以内に必ず死ぬ」というように、わざとカテゴリーを広げて論じる意味をなさなくなっているものもあります。統計データと言うのは、決して根拠まで生み出すものではないのです。

自分勝手に型を作らず、1つ1つの事件の特徴をしっかり見極めて報道してもらいたいものです。

大病院と初診料

2015年02月11日 | 時事
紹介状なしで大病院にかかると自己負担額が大幅アップする!?
そういえば1年ぐらい前にシステムが変わったのでしたっけ?

祖母が入院していた時、病院の掲示物をいろいろ読んでいて「こんなに初診料上がるのか。」とびっくりした覚えがあります。いくらだったかは忘れましたが、確か万単位だったような・・・大学病院や県立市立の病院などはでかい分診療科も医師も多いわけで、かかる側からすれば安心なのですが、あまりにも症状が軽い人が安易に押し寄せてくると大病院でも流石に捌ききれないということなのでしょう。とりあえず民間の病院に患者を流し、重病なら大病院に回すというシステムを作るために初診料を上げたらしいです。

仕組みとしては理解できますが、知らずにかかると大変ですよね。そんなに周知されていない気が・・・

死刑破棄と裁判員

2015年02月10日 | 時事
3人殺害で無期懲役確定…裁判員裁判の死刑破棄
これで一審の裁判員裁判で出された死刑が最高裁で覆ったのは三例目になるそうです。

裁判員裁判とは、法曹界に一般人の感覚を取り入れることが目的で始まったものですが、やはり死刑という判決は、庶民がが考えるよりもずっと重いものだということなのですかね。裁判員は通常1つの事件にしか関わらず、その時の判断で決めなくてはいけませんが、やはり一時の感情に流されることが多い気がしますし、何百と裁判をこなしていく人達の判断は、総じてより慎重になっている傾向が見られると思います。人が人を裁くのは大変難しいことですから、どうしてもその根拠を過去の判例に頼らざるを得ない性質があり、そこから余りにも逸脱した刑は認められない、ということなのでしょう。では、素人の裁判員が参加することには意味がないのでしょうか。

自分はそう思いません。裁判員制度にはもう一つ別の側面の目的があり、国民の司法への理解を進めることがあります。苦心して出した判決が覆ってしまうのは複雑な心境でしょうけど、そのように多くの人達の議論が積み重なって今の司法制度ができているのだということを理解することは、日常でも大きなプラスになるでしょう。特に学校を離れると中々こういう経験がありませんから、人間が居丈高になり勝ちです。自分勝手に決めたり、責任も考えず文句ばかり言っている自分を省み、人の意見を聞く大切さを学ぶことにもつながりますしね。もちろん、こうして判例が積み重なっていくことにより、いずれ庶民感覚に近い判決に近づいていくことは間違いないでしょう。司法もまだ発展途上なわけです。

司法は115年の積み重ね。裁判員は高々5年。変わっていくのはまだまだこれからですな。

シリア渡航禁止

2015年02月09日 | 時事
「渡航の自由」か「邦人保護」か 写真家の旅券返納命令
旅券法で「生命、身体又は財産の保護のため、渡航を中止できる」と明記してありますから当然ですね。

後藤さんの場合も、3度警告したのに結局行ってしまい、結果的にあのような事態になってしまったという経緯を踏まえれば、この時期の渡航にはさらに厳格な対処をする必要があることは明白です。新たなテロ予告もあったのに、朝日新聞のように勧告を無視して勝手にシリアへ行ってしまうようなことが続けば、イスラム国にとって見ればもうカモネギ状態で、再び同じことの繰り返しになってしまいますからね。「○○の自由」がどうのという場合は、「自由(権利)には責任(義務)がついて回る」という小学生の道徳から勉強した方が良いでしょう・・・そうか、だから朝日は道徳教育の推進に反対しているのか(笑)いずれにせよ万が一また人質に取られるようなことになれば、次はもっと強烈に「自己責任論」が渦巻くに決まっていますからね。雪山登山や山スキーなどと同じく、届け出なしに禁止区域に乗り込んだ結果遭難しても、一応助ける努力はするけどもう救助費用は自己負担で、という風潮になっていくでしょう。流石に海外はパスポートがなければ出国できませんから、今回の措置は国が事前にできる最も懸命な対処法だと言えるでしょう。そもそも命を懸けることと命を粗末に扱うことは正反対の行為です(by L)。

まあ本気で行きたければ朝日のように何食わぬ顔で出国し、第三国を介して入国することは不可能ではありません。国を欺き、倫理や道徳心などを無視すれば、方法はいくらでもあるわけです。この人は事前に行くと宣言し、ネットでカウントダウンもしていたようですから、止めてもらえることが前提の単なる行く行く詐欺と言うか、本当の目的は旅券を賭けて政権批判したかっただけのようですが。

7購入

2015年02月08日 | Weblog
というわけで、中古のwin7を買ってきました。

何やら中古PCを安く提供して回っている団体のチラシが入っていたので、渡りに船とばかりにそこへ行って即決してきました。前回中古で懲りたはずでしょ?と言われればまあそうなのですが(笑)やはりヤマダとかエディオンとか回っても新製品は最近2~3万クラスでは売っていないようなので、とりあえず職場でも慣れている7に焦点を絞り、3万ちょいのやつを購入しました。その足でメモリ増やそうとグッドウィルに行ったら、同程度でもっと安いのがありましたけどね・・・orz
まあ、とりあえずいろいろと更新作業を終えて、現在ほぼ現状復帰できました。XPと7では互換性がないというか動かないソフトもあるようなので、その検証はまた追々していきますが、再起動後にIEがいつのまにか8から11になっていてビビリました(笑)飛ばしすぎだろ・・・

今度はせめて3年持つと良いなあ。

仲間外れ

2015年02月06日 | 時事
【イスラム国事件】山本太郎氏、決議棄権で釈明 「日本に責任ないのか?」「テロとの戦いに巻き込まれる」
なんかたまにいますよね、こういう自分勝手な理屈を述べて周りと同調できない人(笑)

共産党ですら賛成したのに、党としてでなく個人的に退出するなんて・・・後で「反対というわけではない」とか言い訳するくらいなら、ちゃんと全会一致とするために気に入らない表現なり何なりをその場で議論して、納得が行く文言に修正させればいいだけなのに・・・つーかこの人、原発反対で当選したくせに議員の身分のまま天皇に直訴した不勉強な人ですよね?国会は国民の代表者しか出られない特別な場であり、その立場も資格ももちながらまたしても行使しないとは、本当豚に真珠も良い所ですな。

参院だからまだ4年もいるのかこの人・・・早く日本から脱出してくれないかな(笑)

道徳教科化

2015年02月05日 | 時事
道徳教科化へ指導要領改訂案 いじめ対応など6項目追加
2018年度からの道徳教科化へ向けて議論が活発化している模様です。

8年前の記事でも取り上げていた通り、道徳教育の推進は第一次安倍政権からの悲願でもあるわけです。2006~2008年当時はゆとり教育が始まったばかりで学力低下が大きな問題となっており、それに関連して家庭の教育力の低下教員免許更新制いじめ自殺の社会問題化など様々な教育問題が上がり、教育再生会議などでこれからの教育の在り方が盛んに議論された時代でした。その結果が現行の学習指導要領にも生かされているわけで、道徳についても「愛国心」など、内容についての見直しはされましたけど、結局この時はこの「道徳の教科化」までは実りませんでした。今回の決定には安倍総理の執念が見えますね。

では、教科化されると何がどう変わるのでしょうか。現在の学習指導要領の位置づけでは、教科、道徳、外国語活動、総合、特別活動というように領域分けがされています。小学校は全部教えますが、中学・高校の場合、外国語が教科に入り、英語の免許を持つ教員が教えるように、教科というのは専門知識、つまり免許を持った教員しか教えないわけです。一方、専門でなくても「全員が教える必要があるもの」が、教科でない領域という扱いになっていることが分かります。ちなみに高校では道徳を扱いません。また、教科になっているものは1人1人それぞれの観点で数値化された評価を出しますが、領域は教科も含め「所見」の中で文章評価するのが一般的です。つまり、道徳が教科になるということは、①道徳教育を専門に教える教員免許を新たに作る②数値化された評価を出すの2点において大きく変わるわけです。もちろん、それに伴って③指導要領に準拠した教科書が必要になるのは言うまでもありません。②は評価基準さえできれば現場の教師の手間が増える程度ですし、③はまあこれから議論を重ねて作っていくのでしょうけど、①は大学の専攻に関わり、不可能ではないにしろ相当な時間がかかるわけです。例えば数学教師になりたいと思えば大学の教育学部の数学科を受験するのと同様、近い将来は道徳教師になるために道徳科を受験し、4年間学ぶようになるわけです。また小学校は「小学校教諭」という免許なので基本的に全教科教えますが、当然大学では全教科に関する単位を修得していますから、いずれにしてもまず大学内で道徳の単位を与える学科や教授を養成する必要があります。一朝一夕では何ともならないため、第一次安倍政権の時には手が出せなかったのかもしれません。今回、「特別な教科」として導入を決めたのは、①に対する何らかの起死回生策を編み出したのでしょう。中教審の答申ではまだ確定ではないようですけど、まあ一応まだ4年あるし、学科新設を念頭に当面は免許更新のように講習会に参加する等、余計な時間を割いて対応するのだろうと思われます。

以前にも言及した通り、自分はこの道徳の教科化については複雑な思いをもっています。無論、どこぞの新聞のように「特定の価値観を植えつけ云々」なんて的外れな議論をするつもりはありません(笑)むしろ教育とはすべからく現時点で正しいとされる特定の価値観(評価規準)を植えつけるべきものですからね。
例えば算数だって、筆算では数字を縦に並べて計算しますが、別に横に並べたって計算はできるわけです。しかし横に並べた筆算を書くと×になるのは、「教えたことができていない」と評価されるからです。漢字やひらがなでも、低学年のうちは線がつく・つかない・出る・出ない・長い・短いなど、大人になってしまえばどうでもいい事でも厳密に採点します。また「上」と言う漢字は、戦前には書き順が定まらず「横縦横」と書いていた教科書もあったそうですが、今は「縦横横」に定められているので、一画目で横を書いたら×になります。このように、教科の評価基準は「正しい」と教えたことが十分にできていれば◎、概ねできれば○、努力を有するのなら△というように3段階あるいは5段階で数値評価するわけですが、それがどうも道徳には向かないような気がしてならないのです。英語も実は教科化が進んでおり、多くの学校で数値評価するようになっていますが、実はうちの学校では△がつく仕様になっていません。まあ道徳もおそらくそうなるでしょうけど、2段階しかも◎と○の違いすら曖昧になってしまうと思うからです。
例えば道徳の時間、盛んに挙手して発表し、内容も感想文も的確だった子が、影でいじめをしていたということはよくあります。小学校のうちは教科によって余り得意・不得意と言うものはなく、賢い子はどの教科でも大体良い成績を取ります。討論を取り入れたところで状況は変わらないでしょう。いじめなどでは、この「問題を起こす賢い子」の存在がネックになることが多いですが、そういう子の場合、教科道徳の評価としては◎にせざるを得ません。しかし、本当にそれで良いのでしょうか。

まあこれも「特別な教科」ということで、評価についてはやはり文章記述しかありえないでしょう。特別支援の時は全ての教科・領域の評価が記述式で、通知票は1人につき2000文字を超える小論文を作成していましたが、それの道徳欄だけ書くような感じですかね。それだと結局通知票の手間が増えるだけで、別に領域のままでも良いような気がします。「特別な教科」と言うくらいですから、単なる手間を増やすだけでは済まして欲しくないのですが・・・
愛国心を初め、いじめ対応やネットリテラシーなど、時代に合わせた新たな価値観が生まれるのは当然だと思いますし、逆に変えてはいけない普遍的な価値もあるでしょう。道徳教育を充実させていくこと自体に対しては全く異論はありません。危惧するのは、こうして道徳教科化を進めたことで「対策はしたぞ」というパフォーマンスに終わり、根本解決されないまま末端の負担だけ増やしてしまうことです。当時の教育再生会議の特徴は、マスコミが教育問題について過剰に騒ぎすぎたために、こうした見栄えの良い政策に終始し過ぎてしまっている問題があります。この8年間、教員免許更新制の導入で不祥事は減りましたか?大臣の手紙を出していじめ自殺は減りましたか?特別支援教育で障がい児の対応は?体罰は?・・・まあ学力に関しては明らかに改善している手ごたえも数値も見られますが、コレは内容を増やすために時間も増やしたのだからある意味当然でしょう。もちろん、道徳の教科化によって劇的に道徳心が改善されるのであれば教師側の評価の手間など瑣末なことです。現時点でも道徳は結構大変で、徳目に合った資料を選んで準備したり、低学年では紙芝居やペープサートなどを工作したりしますし、数年に1度の道徳計画訪問とか人権教育とかで作る資料も膨大です。しかも折角作っても人の目に触れるような使い方はほとんどされないのが実情です。教科の指導もカツカツで、そのくせ大変な学校では“日々是道徳”という場合も少なくないでしょう。もしかしたら褒めようがない事態も出てくるかもしれません。人の道徳心と言うのは、そもそも学校だけではどうしようもない問題だと思いますし、道徳心がない親には、学校教育などそれこそ焼け石に水ですからね。

「さわやか3組」を見せて終わっていた子どもの頃が信じられないなあ・・・しかも忘れ物大王だった自分はその時間に書き取りとかさせられていたし(笑)

車載カメラ

2015年02月04日 | 時事
台湾機が墜落、23人死亡…タクシーと接触も
落下地点がもし市街地だったらさらに大惨事だっただけに恐ろしいですね。ご冥福をお祈り致します。

ニュースで墜落直前の動画が流れていましたが、その映像はたまたま近くを走っていた車の車載カメラによるものだっそうです。最初は前を走る白い車と黄色い車が映っていましたが、その後黄色い車がアップになった別の動画も流れていたので、その白い車もカメラを積んでいたということなのでしょう。最近は車載カメラも1万円しないらしいですし、事故連動でなく常時撮影タイプも多いようですが、流石にまだ一般的ではないと思っています。まあタクシーやバスなどはトラブル防止のために積んでいると言う話も聞きますけど、たまた現場近くにいた3台のうち2台に設置されていると言うことは、台湾ではもっと一般的なのかもしれませんね。

ちなみに台湾で黄色い車はタクシーなので、もし接触しなかったらさらにもっとギリギリの映像も残っていたかも?

XPは2度死ぬ

2015年02月03日 | 自伝
冬休みに復活したはずのXPノートが、再び壊れてしまいました・・・orz

今度の原因はHDDではなく、どうやら液晶のバックライト関係のようです。前回は起動時におかしくなったので、復活してから1ヶ月、実はほとんどPCを切らずに過ごしていました。そのせいかどうかは分かりませんが、昨夜頃から何か鈍い音がして画面が数秒歪む現象が続いていていて、本日帰宅後にしばらく使っていると、突然パッと画面が暗くなってしまいました。見ていた動画の音は鳴りっ放しでしたし、よく見るとうっすら画面らしきものは見えたので、CPUやデータには問題なく、液晶画面のトラブルだろうという結論に至ったわけです。直前に何か蛍光灯が切れる寸前のような音がしたので、おそらくバックライトの可能性が高いでしょう。しかし厄介なのは、前回も説明した通り、原因が液晶周りの場合は部品が高価だったり交換が難しかったりするので、今度こそ諦めた方が懸命だろうなあと思っています。
一応解説していくと、液晶周りのトラブルは大きく4つに分けられ、①スイッチ関係→②インバーター(電気系統)→③バックライト→④液晶パネルの順で重症度が上がっていきます。①なら分解しバネを変えるくらいで済むようですが、②以降は基盤を外す作業やハンダ付けが必要なくらいの重症であり、修理を試みているHPを見ていても、とても自分で直せそうにはありませんでした。意外に④は全交換となり楽なようですが、PCの部品の中でもっとも高価なものが液晶なので、まるっと数万はかかってしまうでしょう。何故詳しいかと言うと、3代目ノートがまさに今回と同じ症状だったため、一度直そうと試みていたからです。結局①かと思ったら②以降だったため断念したわけですが、修理業者の価格表を見ていても、部品が安くても工賃が高いとか、工賃が安くても部品が高いとか、そんな感じで結局高くついてしまうようでした。所詮は2万で買った中古PCだし、諦め時かなあ・・・つか、ちゃんとリペア品で売るなら液晶関係もちゃんと新品に入れ換えておいてほしいですね。まあ中古品はこういう劣化リスクも踏まえて安いのでしょうけど、2年持たないのはどうかと思います。

そんなわけで、現在三たび5代目ネットブックが陽の目を見ることとなりました。我が家のPC系譜を紹介すると、
・0号機デスク(3.1→95)1996~2001…ほぼワープロPC。40万
・初代ノート(98)1999~2009…初期化もし10年使い続けたが甥に落下させられ破損。27万
・2代目デスク(2000)2001~2006…組立て用だったが調子が出ず。3代目のモニターと化す。10万
3代目ノート(XP)2005~2010…仕事用に購入したが1年で落下させ破損。しばらく母が使用。17万
4代目ノート(XP)2006~○…動作が遅いため初期化して現在父が使用中。14万
5代目ネットブック(XP)2009~○…動作が遅いが初期化できないため騙し騙し使用中。3万
・6代目ノート(vista)2010~○…母が使用中。熱暴走でたまに電源が落ちる。11万
7代目ノート(XP)2013~2015…リペア品だがHDD破損→復活→液晶破損。2万
・・・となります。現役は3台。7代目と言いつつ8台ありますが、ネットをつなぎ家庭内LANを始めた所からカウントしています。最後以外は何だかんだで5~10年も使っていることが分かり、平均の3年は軽々超えていますね。まあ逆に言えば使用中のは全部風前の灯だということですが(笑)

5代目は冷却ファンが死んでいるし、春までには新マシンを模索しておかないとなあ。

ゲーム実況

2015年02月02日 | 時事
『闘会議2015』にみる、新たな宣伝手法としての“ゲーム実況”の定着
確かにゲーム実況動画は自分もよく見ています。

特にドラクエやFFなど、忙しくて自分では中々プレイできないものや、スーパープレイを見たいときなどにお世話になっています。腰を据えてやろうと思えば結構時間がかかってしまいますしね。凝り性だし(笑)実況動画は他人のプレイなので、見ていると色々思うことはありますが、岡目八目というか、自分のプレイももし公開すれば色々言われるのだろうなあと思い、黙って見ています。動画は2~30分単位のものが多いため自分の都合で適当に区切りにすることができますし、実況者を選べば結構親切に見せてくれる方も多く、また他人のコメントも読むと、まるで子どもの頃に友達を呼んでワイワイとプレイしていた時のような感覚が蘇り、結構面白いです。
しかし、ゲーム会社にとって見れば、商品の中身をタダで流してしまっていることになるので、余り芳しくないのでは?と思っていました。まあスーファミなどの過去の作品ならまだしも、新作ゲームを流されると、自分みたいにプレイだけ見て買うのを済ます輩も出てきてしまう恐れがあるわけです。著作権の問題もありますしね。一応ニコニコ動画は会社として著作料を支払ってくれているようですが、ゲーム製作側はその辺どう思っているのか気になっていました。

で、記事によると、任天堂が最近になって許諾するようになったなど、むしろこうしたゲーム実況を推奨していく方向に動きつつあるようです。そのプレイを見て買わずに済ます人もいれば、もちろんプレイを見て自分もやってみたくなり、購入する人もいるわけで、任天堂は後者の宣伝効果の方が高いと踏んだということなのでしょう。たくさん視聴されたら逆に報奨金も出すらしく、かなりの力の入れようが見て取れますね。
自分達が子どもの頃のゲームと言うのは、製作者から与えられた課題をこなすだけのものでした。もちろん感想などを募集し次のゲーム製作に生かすことはしていたと思いますけど、今はこうしてユーザーの生の声を発売直後からリアルタイムで知ることができ、さらに配信によって後から新しい要素を追加したり、問題点を改善したりすることも容易になり、より速いスパンで改善が進むようになってきています。単なる宣伝だけでなく、ユーザー目線に立ったより面白いゲームを提供する上で、このゲーム実況と言うジャンルは非常に貴重なマーケティングの機会となっているのですね。

かといって、最近ハ-ドを買ってでもやりたくなるような作品が全然ないよなあ・・・スーファミで出して(笑)

イスラム国人質殺害の教訓

2015年02月01日 | 時事
「後藤さん殺害」映像公開=イスラム国、日本も標的―安倍首相「テロリスト許さず」
人質事件発生から12日、ついに最悪の結末を迎えてしまいました。まず今回犠牲となったお二人に謹んでお悔やみを申し上げます。

状況を総じて見ると、イスラム国側の一方的かつ理不尽な物言いに日本政府も対応しきれず翻弄され続けた印象をもちます。身代金の駆け引きで始まったものの、途中から人質交換へと要求が変わってヨルダン政府頼みとなってしまい、現地で「交換ならばパイロットを」という別の議論が巻き起こり、一時は完全に後藤さんが蚊帳の外になっていましたが、ある意味でのスポークスマンや日本語翻訳要員として生かしておくのかと思いきや、やはり用済みという最悪の結末を辿ってしまいました。もちろん、それ以前に湯浅さんも交渉の余地なく殺されてしまっていることも忘れてはいけません。それこそ外国人にとって非常に難解な日本語の翻訳や日本人の心理分析など、捕虜としての使い道はいくらでもあったでしょう。その観点で言えば、北朝鮮の拉致の方がまだ国家としての戦略性が伺え、現在も交渉の余地があるわけですが、今回は終始全く糸口すら掴めませんでした。人質の価値を、残虐性のアピール以外に見出すこともできない幼稚な集団の餌食にされてしまったことは非常に残念です。

人質を取られている以上、相手に強気に出られるのは仕方なく、もしそれと交渉するにはこちらも同等以上のカードを持つ必要があります。しかし、例えばヨルダンはイスラム国側の捕虜(死刑囚)を何人か捕らえており、その命をちらつかせることで強気に出ることができるのに対し、日本は平和憲法があるため武力を行使することができず、今回のように「返して」と叫び続ける以外なす術がありません。また、こうして殺されてしまった後でも、報復や制裁する手段も全くありません。ここは大事な所なので強調しますが、これは仮に安倍政権でなく、別の人物または別のどの政党がトップだったとしても、この憲法がある限り同じくなす術がなかったのではないかと思います。
何やらこの機会に安倍政権を非難する動きが活発化しているようですが、政治家には「もし自分がトップだったら防げたのか」自問自答してみて欲しいですね。デモをしている人達も、自分の主張を冷静に分析をすれば、幼稚なイスラム国の主張と全く同じになっていることに気づくはずです。「安倍首相が人道支援を表明したから殺された」って、人道支援をすべきでなかったと言うことでしょうか。それこそテロリストの思う壺でしょう?平和は誰だって大切ですが、平和を脅かす連中に対して無抵抗のままでいたらどうなるでしょうか。『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する』だけでは、もう『我が国の安全と生存を保持』できない時代になってしまったのは、今回の件を見れば明白です。このように、よく考えればむしろ無抵抗でしかいられない平和憲法こそが、こういう事態になす術がない元凶だったと分かり、逆に「早く憲法を改正しろ」と言うデモが起こるのが自然のはずです。無闇に反対を唱える前にもう少し頭を働かせて欲しいですね。まあ、論理破綻は百も承知で、単に総理を下ろすためだけに2人の死を利用し便乗しているのだとしたら嘆かわしい限りですが・・・
そもそもイスラム国が2人を拘束したのはずいぶん前の話ですし、既に昨年末から身代金要求は始まっていたわけですから、安倍総理の中東訪問や人道支援表明を原因として叩くのは全くの筋違いであり、相手がうまく利用しただけに過ぎません。大体、本当に交渉する気があるのなら最初のように水面下で行い、普通は外部に漏れるのを極力避けるべきですし、大々的に宣伝すればするほど交渉時に注目が集まり過ぎ、犯人側の危険が増すだけです。つまり最初からお金や人質交換はあわよくばといった程度であり、最終的には残虐性のアピールができればいいやぐらいにしか頭が回っていないのでしょう。要求をコロコロ変えたのも、今回の人質作戦自体が全く無計画だったことを露呈させており、指揮者やトップの管理能力の低さ、無能さを伺わせます。それ以前に国家として全く機能しておらず、交渉の窓口すらないのに国を自称し、後先考えずに要求だけ出して「俺達怖いだろ」と喜んでいるだけの中二病集団がイスラム国なのです。
このように、叩くべきはイスラム国であり、安倍総理と日本政府はむしろこの12日間、拳も持たないまま一切妥協せずよく戦い続けたと思います。今回の件で各国も声明を出し、世界中が日本の判断を支持し団結してテロと戦う認識でいるのに、デモ集団がイスラム国と一緒になって「安倍のせい」だと叩くのは一体どういうことでしょう。テロリズムに共感する時点で、最早テロリストと変わりありません。朝日新聞などは何と昨日、複数の記者が政府の制止を無視してシリア入りしたらしいですが、これではもう国際テロ組織「アベオロシ」だと思われても仕方ありませんな。

同じ悲劇を二度と繰り返させないためにはどうするべきなのか。しっかり議論していくことがせめてもの弔いとなるでしょう。自分は9条改正しかないと思いますが・・・


ココから先は全くの余談ですが、この事件が発覚して以来、水面下で彼らと勇敢に戦っていたのは、そうしたイスラム国を愚弄するコラージュ作品をネットに続々と上げていた「ISISクソコラ祭り」だったのかもしれません。ツイッターではたまにこうした後先考えない画像投稿が見られますが、今回はイスラム国が上げた動画を使い、人質を取って脅すシーンをもじって様々なネタを発表する人が続出していたようです。これらがネット上に拡散し氾濫することによって、先週などはGoogle検索に人質らしき生首画像に混じってアイシスちゃんとかいう萌えキャラが引っかかったりするなど不思議な様相を呈し、ツイッターにアラビア語で返信がついたことも何件かあった模様です。脅したのかもしれませんけど、所詮はネットなので個人に対しての報復まではできず、むしろ意外と有効な反撃だったのではと思うわけです。
国としての発言力を有しないイスラム国にとってはネットの場が大きな情報発信媒体になっており、残虐性をアピールすることで「俺達カッコイイ」と自惚れるわけですが、その意に反して全世界から笑いものにされるのは一番嫌なはずです。まあ人質の生命が脅かされる中で不謹慎だという理由からか、ネットでこういうことが行われていたことは、自分が見ていた限りテレビでは一切触れられていませんでしたが、途中から脅迫動画が静止画になり、イスラム国の人が出なくなった理由は、もしかしたらクソコラにされたくなかったからかもしれません。
もし今後、イスラム国関連のネット検索結果がアホらしい画像で満たされることになれば、彼らの「残虐性アピール作戦」も瓦解させることができるわけです。フランスのようにイスラム教自体を茶化すのではなく、また人質の画像を使うことなく、もちろん内輪ネタでなく国際的に通用するようなネタで、明確にイスラム国の戦闘員達をバカにし貶めるような画像を大量に投下すれば、武力を使うまでもなく相手に大きな打撃を与えることができるのではないでしょうか。GoogleやYahooにもそういう画像を優先的に表示させるようにしてもらい、全世界でツイートしバカにされ続ければ、新しく仲間になりたいと思う人も減ると思います。冗談のようで実現可能な最善策なのかもしれません。