katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

棟梁とおかみさんの相席教室

2018-01-19 00:02:08 | モザイク教室
今日は棟梁とおかみさんの相席教室。ただ棟梁は先日の根付風味の小物の犬作り。と言う訳で完成したのね。まぁ、この完成度なら楽しくてしょうがないんじゃないのぉぉ・・・って感じなのね。お世辞無しでお見事・・・お疲れ様だったのね。

ただこの完成度・・・完成前に既に娘さん達に取られる話になっているらしいのね。まっ、そうだろうね・・・。それでもそれはそれで作り手としては、欲しがられるって言うのは悪い気はしないだろうしね・・・

おかみさんは、本当に本当のいよいよ・・・って感じになって来たのね。


バックの色も決まって・・・。まっ、その決め方なんだけれど、いつも言っている色を決めるって時に、一体どんな感じに仕上げようか?って悩む時に、例えば、困った時は今まで自分のやって来た事を振り返るのね・・・すると、花に目が行ったとする。

窓の中にいる2羽の小鳥がいる・・・そう見ると、2羽の小鳥を照らす電気のような・・・ここね、ここ。のような・・・比喩。もしそう見えたのなら、暖かく照らして欲しいかな?って想像すると、暖かく・・・だから暖色系はどれが使えそうかな?とか、もし2羽が、

オスメスのつがいに見えたのなら、ラブラブにしたい・・・と思ったら、暖色系でラブラブ色はどれか?みたいに、もっともっと限定されて来る。どう仕上げたいか?って質問は、こう言う事なのね。そう言う思い入れには意味があるが、ただ似合う色かどうか?なら

バックをコロの淡い色を選んだ時点で、ほぼ何色でも大丈夫。ただ逆に淡いからどの色も似あうから悩む事になる。いつもの良い事と悪い事は背中合わせ・・・だから、絞る為にもこうした連想ゲーム的な考え方をお勧めするのね。

勿論、この考え方は、物には必ず理由がある・・・って考え方だから、面倒くさいとか、そんな事は無いとか、否定的スタートな人にはお勧めしないけれど、ただ単に自分の好みのみを拾い集めるよりは、結果が出やすいとは思うのね。

それは好みなんて言うのは、その日の気分なんてもんでコロコロ日替わり。安定感も無ければ、説得力も無い。ほぼ感のみなのね。
ああだ、こうだと悩んで作って来て、最後の最後に感なの?・・・でしょ?これを一貫して感なら、それはそれで良いと思うけれど、

感のみでずっと続けるのなら、恐らくそこまで程度しか上手くならない。簡単な話で、例えば何回も何回も切るを繰り返して行ったとするじゃない?すると、必ず切る事に慣れて上手くなって行く。最初は道具の持ち方、使い方に四苦八苦だったりしたのに、きちんと

根拠の元に、こうすればこうなる・・・と繰り返していたのね。そうやって知らず知らずに身に付けた技術を感で進めるのなら、今後も成長はしない訳なのね。だって技術はあっても感なのだから・・・。要するに切る技術に見合う考え方が必要になるのね。

それで技術に見合った考え方も身に付いた時、そこで初めて感を使うのね・・・直感ってね。ここで使う感は、色んな技術を持ってしての感・・・そりゃ信じるね・・・俺も。それは単なる思い付きでは無いからね。根拠を持った上での感なのだから。

何しろ目に見える技術の結果は判りやすいが、目に見えないモノの考え方の技術は想像力、洞察力、観察力みたいなものだから、一般的には必要では無い事ばかりなのね。ただもし何でも良いから、オリジナルに手を出した瞬間、これは必須になる。

料理だって、仮にカレーを作ったとしても、普通には無い素材をウチは入れるんだよねぇ・・・これこそオリジナル。でもそこに至るまでは何回も色んな事をしただろうし、もしかしたらお母さんのお母さんの伝統かも知れないけれど・・・。

いずれにせよ、面倒な話になっちゃったけれど、オリジナル感とは・・・ってこんな事だったりすると思うのね。そう言う点でも、この2人の作品は十分楽しめている作品になっているのね。

方や下地はありきで中身を自由な棟梁。方や、中身も自由なおかみさん。結果もこれだけ付いてくれば、お見事としか言う事は無いのね・・・だから、一言なら、良かったね・・・。そんなこんなお教室の後は、次の根付風味の下絵。

また日曜日に彫る予定なのね。

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